FXではエントリーする際に基本的に2つの選択肢があります。
売りと買い。
このどちらを選択するかで勝敗が決まるゲーム。
今回は売り(ショート)での5分足エントリーを2パターン詳しく紹介します。
キーワードは「実は同じだよ」。
- 売り(ショート)エントリー2つのFX使えるパターン
- 売り(ショート)エントリーをパターン①から相場解説
- 売り(ショート)エントリーパターン②をFX相場解説
- 売り(ショート)エントリーパターンは実は同じ
売り(ショート)エントリー2つのFX使えるパターン
デイトレードなので5分足でタイミングを取って売り(ショート)エントリーをするわけですが、それには前提となる条件があってパターンを適用する流れになります。
先に5分足のパターンだけを画像で紹介しておきますね。
これと。
これです。
売り(ショート)エントリーする前に絶対環境認識
いつも言っていますが、FXではまず環境認識からやっていきます。
これはマルチタイムフレーム分析とも言えます。
4時間足と1時間足を分析して売りと買いどちらが有利なのかを判断して5分足でエントリータイミングを計る。
今回のお話は売り(ショート)なので買いが有利な環境認識において売り(ショート)したら当然負けますね。
環境認識がしっかり出来ているかが本当にFXで勝てるかどうかの鍵になるので、難しい分からないと言わずにしっかり学習して出来るようになりましょう。
まずはそこからです。
最後の売り(ショート)エントリーのトリガーとして今回のパターンを使ってくださいね。
詳しく環境認識とエントリータイミングについては後程相場解説しますのでお楽しみに。
売り(ショート)エントリーパターン①
売り(ショート)のエントリーパターン1つ目。
これがどういう5分足の状況なのかを説明します。
まず高値から直前的な強めの下降発生。
その後直近は上昇なので、上昇の押し目から再上昇もFR61.8%付近で高値を抑えられて再下降。
その後波を作って上昇しますが、上昇出来ない。
小さくエリオット波動で見ると5波でも上昇出来ないようにも見えます。
上昇の押し目から上昇出来ずに再度上昇出来ないのを確認して売り(ショート)。
この値動きというのはトレンド転換時によく見られるパターンで値動きの意味として同様な流れは沢山あります。
超絶使える覚えておいて損の無い値動きのパターン。
売り(ショート)エントリーパターン②
売り(ショート)のエントリーパターン2つ目。
これもどういう5分足の状況なのかを説明します。
安値から急上昇して高値から下降。
押し目から再上昇でジグザグとして上昇ながら高値付近を試しに行きます。
ただ高値を超えられずに再下降。
そして再上昇も上昇出来ない。
ちなみにその再上昇はこちらでもエリオット波動5波のような値動きに見えます。
高値を超えられずにやっぱり高値を超えられないのを確認して売り(ショート)。
この値動きは高値を3度試しても上昇出来ない3度目の正直というパターン。
これもFX相場ではよく見られる値動きですね。
売り(ショート)エントリーをパターン①から相場解説
環境認識からエントリーまでをパターン①から具体的に相場解説します。
2021年1月4日ポンド円。
環境認識
これが無いと何も始まらない。
告白するなら友達から。
FXやるなら環境認識から。
4時間足
まずは値動きの意味から考えて行きます。
安値から上昇している全体的には上昇の場面。
直近は上昇しては戻されて上昇しては戻されるという事を繰り返しており、高値付近で何度も抑えられているような感じです。
しかも現在地というのはその上昇した先っぽ。
上昇の際のトレード基本は押し目からの買い。
上昇した先っぽなのであれば押し目を待ちたい。
であれば現在地では買えないので、逆に押し目までを値動きによっては売る方が有利なんじゃないかと考えられそうです。
では次にインジケーターやツールで見ます。
高値付近で落とされた下降は何か200MAでずっと抑えられて戻されているような値動きに見えます。
200MAより上にあるということは基本的には買いで考えたい。
何度も抑えられている高値にトレンドラインを引くとなんか右肩上がりですが、トレンドライン付近から落とされており、現在地はそのトレンドライン付近。
ということは買いを考えたいんだけど、現在地ではやっぱり買いたくないので値動き次第では売りの方が有利そうです。
1時間足
こちらもまずは値動きの意味から考えて行きます。
安値から上昇トレンドになっており、エリオット波動的には上昇5波中なのかなという所。4波から5波の上昇は現在地ではかなり伸びた先っぽ。
上昇5波は定義として3波の高値で終わることも多々あり、値動きとして5波の最後の部分はなんか3度目の正直でも上昇出来ていないように見えます。
ということは買うにしてもやはり押し目を待たないと買えない。
であれば天辺からの逆張りが出来る値動きなのであれば売れそうです。
では次にインジケーターやツールで見て行きます。
200MAを見るとエリオット波動に沿って下から上でレートが推移するようになっているのを見る限りは上昇で買いを狙いたい。
左側から画像のようなトレンドラインが引けそうです。
そして現在地はそのトレンドラインに位置しています。
この時点でとりあえず今すぐ買う事は難しい。
買うのであれば押し目買いとしてもっと下から。
で逆張りで売るのであればトレンドラインでしっかりと抑えられたのを確認してからというような分析になりそうです。
環境認識を整理して5分足
そしてこれがその5分足。
例のパターンです。
環境認識を整理すると4時間足でも1時間足でも上昇の局面ではありながら、上昇した先っぽの買うにしては不利な位置。
買うのであればお買い得な下がった所から買いたい。
であれば現状としてはトレンドラインなどの根拠において5分足で売れそうな値動きになるのならば逆張りにはなりますが、ちょっとだけ売れそうというになったわけです。
それで出たのが5分足でのトレンド転換売り(ショート)エントリーパターンですよ。
すべてがストーリーとして自然ですよね。
売り(ショート)エントリーパターン②をFX相場解説
次に環境認識からエントリーまでパターン②で具体的に相場解説します。
2020年11月6日ポンド円。
環境認識
まあそうしつこいと言わずに…。
告白するならお友達から。
FXやるなら環境認識から。
4時間足
当然値動きの意味から考えて行きます。
この相場で一番目立つのは真ん中付近の高値からの戻しの無い直線的な下降。
これだけの下降があったら当然考えるのは戻り売り。
そして安値から上昇して良い感じの所付近から実際に下げている最中といった印象。
ただ、戻り目からの下降をエリオット波動的に見ると、現在は下降5波なのかな?という感じ。
下降5波かな?というエリオット波動でもあまり下げていない。
戻り目からの下降中ではありながらあまり下降の勢いは無いんじゃないかということも分かります。
直前では下降が安値まで行かずに跳ね返されていますしね。
なので4時間足の現状では安易な売りも危険そうだなという判断になりそうです。
では次にインジケーターやツールで見て行きます。
戻り目からの下降の高値にはトレンドラインが引けそうで実際に下げていますが、3点目からの下降もそんなに下げていないことが分かります。
では何で抑えられているのか。
困った時のフィボナッチリトレースメント。
FRの使い方としてこの場面では目立つ下降に対して使うのが基本なので信用性はそこまでありませんが、61.8%でなんか安値が止められて反発しているように見えます。
上昇に対しての押し目からの上昇にも見えなくはない。
ということは戻り売りと押し目買いが混在していそうなどっちに行くか迷いそうな相場だということが分かります。
1時間足
こちらも当然値動きの意味から。
安値からの上昇をエリオット波動的に見ると、城所5波が終わったのかなと言う所。
エリオット波動の定義として1波の高値で4波が止まることが多々あるというのがありますが、今回は1波高値で止まらずに4波でグッと下げている。
この部分を見る限りでは下降が強そう。
ただ4波から5波の起点は直線的にグッと上昇しているのでこれも気になる。
その後は直前で高値を超えられませんというような3度目の正直が出ているので5分足の値動きによってはちょっと売れるかなと考えられそうです。
では次にインジケーターやツールで見て行きます。
200MAを見ると絡まって上下しているように見えるのでレンジなのかな?ともまず考えられそうです。
また直近の上昇は上向きのトレンドラインが効いていそうです。
直前で見ると3波から4波の下降FR50%付近まで強く上昇していますが、FR38.2%に時間を掛けて収束しているようにも見えます。
方向感が微妙ながら下降に対しての戻り売りは出来そう。
ただトレンドのような利を伸ばすという相場では無いので、売るとしても抵抗としてあるトレンドライン付近までをも億票にした方が良さそうですね。
環境認識を整理して5分足
そしてこれがその5分足。
例のパターンです。
環境認識としては4時間足では戻り売りとして微妙になってきており、安易に売ると危険、1時間足では積極的に売りをするような所ではなさそうだが、基本となる戻り売りとしての流れは揃っている。
ということでまずは流れに沿って売りで考えた上で出たパターン。
相場のストーリーを考えてエントリーから利確まで自然な流れに沿ったトレードだと思います。
売り(ショート)エントリーパターンは実は同じ
今回紹介した売り(ショート)の5分足エントリー2パターンは実は同じような状況なんです。
何が同じなのか。
①の5分足画像で四角く囲った部分を見て下さい。
これと②の1時間足の画像で四角く囲った部分。
両方とも四角く囲った部分は同じ値動きじゃないですか?
両方とも直前下降の戻しからの局面です。
パターン①の四角部分での値動きを1時間足レベルでトレードしに行ったのがパターン②。
これらを知る為に必要なのが環境認識でありマルチタイムフレーム分析。
環境認識に基づいてどこをどうトレードしていくのか。
こういう事を考えながらブツブツ言いながら日々学習して行くと意外と良い気付きは得られます。
あれ?これって?みたいな感じで。
そうやってパターンを増やすことで安心して自信を持ってエントリーしてトレードで勝てるようなってくるんだと思います。
形だけ覚えるとその先には何も無いですが、値動きの意味をストーリーとして考えた上でのパターンは宝箱。
このお宝を積み上げる為にも学習の積み上げが必要。
ただ正しい学習さえ出来ればお宝がザックザックと自然と積み上がっていくわけです。
さあ今日もFXの学習頑張りましょうね!