トレンドラインというFXツール。
FXトレードをしているトレーダーの誰しもが知っていて使っていますよね。
トレンドラインとは何なのか。
トレンドラインはどう引くのか。
トレンドラインのエントリーでの使い道は何なのか。
今回はトレンドラインからエントリーする伊呂波をお話します。
キーワードは「空気の読めない人は嫌われる」。
FXトレンドラインでエントリーを基本から
トレンドラインを使ってFXでエントリーする為にもまずは基本からですよね。
トレンドラインとは
トレンドラインはその名の通りトレンドに引いたライン。
トレンドを別の言葉で置き換えるとすれば値動きに沿った流れ。
トレンドラインを引こうと思えばどこにでも引けます。
じゃあどうトレンドラインを引くのか。
それは値動きがトレンドになった時点から引く。
トレンドの値動きにもなっていないのに引いたのではトレンドラインとは言えない。
言葉の意味から引き方を考えればそういうことになりますよね。
トレンドラインはどう引くのか。
トレンドラインの引き方には明確なルールがあります。
これは先生のyoutube動画やブログを拝見している方であれば分かるはず。
難しい事はありません。
しかも超絶FX相場に良く作用します。
では具体的に引き方を再確認して行きましょう。
ヒゲ先には引かない
トレンドラインをどう引くのかということを調べると意外とヒゲ先に引くと言われていることが多いような気がします。
下の画像のような感じで。
これでは使えない。
ではなぜヒゲ先に引くという事が多く言われているのか。
常識は非常識。
本当に正しい事を教えてくれる先生からしっかりと一から学びましょう。
山谷の内側が大事
まずはFX相場で山谷を探して見ましょう。
これは滅茶苦茶多くあります。
もうこれでもかってくらい沢山あります。
練習のやりがいがありますね。
そして山谷を見つけたら、トレンドラインで最も大事な事は内側を見る。
内側というのはローソク足実体とヒゲ先。
そのローソク足は山谷の天辺や底辺の部分。
下の画像のような所。
山谷の外側も大事
次にトレンドラインで大事なのは山谷の外側。
これは内側と考え方は同じ。
下の画像のような所。
大事を最大公約数的に結ぶ
山谷の内側と外側。
これらを最大公約数的に線で結んでいく。
これがFX相場に効くトレンドラインの引き方。
下の画像のような感じ。
簡単。
超簡単。
でもすぐに完璧なトレンドラインが引けてエントリー出来るようになるわけではありません。
何本も何百本も何千本もトレンドラインを引く学習をする。
そうすると自然と相場に効くトレンドラインが引けるようになると思います。
トレンドラインをどうエントリーに使うのか
トレンドラインを引くという作業。
これは覚えられば猿にでも出来る。
効くトレンドラインを引けばFXで勝てる!と言うわけではありません。
トレンドラインが引けるというのは最低限の条件。
ここからが問題。
ではトレンドラインをどうエントリーに使うのか。
まずFXには色々なインジケーターやツールがありますよね。
これらの多くがFXであることを見つけるために使われていると思います。
それは「抵抗帯」。
トレンドラインはその時の相場での抵抗帯を視覚的に分かりやすく表示させている線。
抵抗帯を示した「ただの線」。
ただの線を引いただけでFXでエントリー出来るわけありませんよね。
抵抗帯で値動きがどうなるかを見るためにトレンドラインを引いているわけです。
ということはどうエントリーに使いますか?
トレンドラインまでの値動きを見て止められているならエントリーする。
これですよ奥さん。
では次に実際の相場でトレンドラインを引いてどうエントリーするのかを相場解説して行きます。
トレンドラインでのエントリーをFX相場解説
トレンドラインでエントリー出来る相場と出来ない相場2つを解説したいと思います。
環境認識
当然の如く。
告白するならお友達から。
FXやるなら環境認識から。
4時間足
まずは値動きの意味から考えて行きます。
左から強く下降した戻り目からは下降せずに上昇していますという相場。
直近を見ると上昇トレンドに見えるので基本的には買いたい。
高値からの下降押し目から再上昇して高値付近まで来ましたが、高値を切り上げられずに再下降中。
高値を超えられずに下降して来ている所を見ると今後上昇出来ずにトレンド転換のような感じで下降に転じる事もありえそう。
上昇トレンドでありながら高値で抑えられて下降することも考えられるので安易な買いも出来ない難しい相場なんじゃないか。
では次にインジケーターやツールで見て行きます。
左からの下降のFR61.8%付近まで一気に強く上昇して抜けていますが、その後は強く返されています。
しかも上昇した山にFEを使うと161.8%ピッタリくらいから下降している。
ということは意味のある所から下降して再上昇も高値を超えられていないという状況なのが分かります。
上昇トレンドでありながらやっぱり安易な買いは出来ない難しい相場であるという事がこちらでも分かります。
ちなみに安値からの上昇にトレンドラインを引くと画像の様になると思います。
1時間足
こちらも値動きの意味から考えて行きます。
上昇の高値から強めに下降して押し目から再上昇も高値付近で3度抑えられて再下降。
その後200MAに抑えられる形で再上昇しています。
ここで単純に考えられる事は高値を超えられずに下降して来ているので、下降の戻り目から再下降して行くか再度高値を試しに行くか。
では次にインジケーターやツールで見て行きます。
高値を超えられずに下降した所にFRを使うと下降の戻り目として最適そうなのは61.8%。
実際にはFR61.8%っから若干下降していますね。
ただ下降し切れずに再上昇してしまっている。
この時点で戻り目からの下降では無く、再度高値を試しに行くんじゃないかということは考えられそうです。
そして直前の値動きは短期的には上昇トレンドなので安値からトレンドラインを引くと画像の様になると思います。
上昇トレンドはトレンドラインに支えられて上昇していることが分かります。
えは再度トレンドラインまでの値動きから止められるのであれば買えそうですね。
あとは5分足の細かな値動きから判断したい所。
5分足
トレンドライン付近から下げないのであれば買いたいという環境認識でしたね。
戻り目からは下降せずに再上昇したので、買いたいのであれば当然押し目を待ちます。
高値からの下降を見るとエリオット波動的にはいつもの下降5波っぽい値動き。
高値からの下降FE261.8%付近でもある。
しかもここと言うのは1時間足でのトレンドライン付近でもある。
であれば買いたい。
ただ直前の下降は結構急な角度で下げているので、しっかりと止まったのを確認したい。
で出たのがいつもの3度目の正直ですよ。奥さん。
これはもう買うしかない。
矢印から買っていきましょう。
トレンドラインでエントリー出来る?
では次にこの後の相場でトレンドラインでエントリー出来るのかを見て行きます。
4時間足
下降せずに再上昇して高値を若干切り上げています。
ここから下降しないのであれば買って行けそうですが、現状としては押し目から上昇した伸びた先でのブレイクエントリーにもなってしまいそうなので買うにしても戻しから買うのが王道になるかと思います。
1時間足
先ほど上昇していた起点にFEを使うと261.8%に到達しており、1時間足でも上昇した先っぽであることが分かります。
なのでやはり押し目を待ってから買うのが良さそう。
ここからグイグイと上昇していくのであれば短く付いて行くしかない。
押し目だとしたらずっと効いているトレンドライン付近ということも考えられるので、そこまでの細かな値動きから判断するしかなさそうです。
5分足
上昇して伸びた先から明確なズドンとして下降。
水平線を引いた付近が1時間足でのトレンドラインになるんですが、確かに効いていることは分かります。
じゃあトレンドラインが効いているから買いでエントリーしよう!
となりますか?
このズドンとした下降はこれから下降しますよーという合図。
その合図を無視してトレンドラインという線だけを頼りに買っていくのは無謀過ぎる。
ということでここではトレンドラインでのエントリーは出来ない。
FXトレンドラインでのエントリーは線を見るんじゃない
トレンドラインは言うならばFX相場にトレーダーが勝手に引いたただの線。
ただの線でありながら、使い方や引き方にはしっかりとしたルールがある。
そのルールを守らない限りは本当にただの意味の無い線。
意味の無い線を使ってもFXではお金は1円も儲からないどころかどんどんお金は減っていく。
それに加えてトレンドラインでエントリーする際にその線だけを見て、トレンドラインまでレートが来たから売ったり買ったりするというのはFXトレードの基本を無視していることになる。
これも言わばルール違反。
FXでエントリーするのであれば値動きをまず見なければいけない。
過去の形成されてきた値動きから環境認識をする。
環境認識に対して、勝てる手法に基いてインジケーターやツールを使って予測して行く。
予測したシナリオに対して実際の値動きがどうなるかを見る。
実際の値動きがシナリオに合致してそこにトレンドラインもある。
じゃあエントリーしようか。
これがFXエントリーの自然な流れ。
例えば人と会話をしていて、急に会話の流れとは違う話題をいきなり出されたらそれまで会話をしていた相手はどう思うだろうか。
「この人何言ってるんだろう?」。
と空気の読めない人、話の分からない人、通じない人として避けられてしまうかもしれない。
FXでトレンドラインを引いてエントリーする時もこれと同様。
FX相場から嫌われないように流れから空気を読まないといけない。
小さな子供と話していると会話がめちゃくちゃな時がある。
ただ成長して行くと自然な会話が出来るようになる。
FXをやる大人も相場と自然な会話が出来るようになるまで学習をする必要があるということですね。
空気の読めない大人にならないようにしましょう。
さあ今日もFXの学習頑張りましょうね!