- 私がFXで勝てるようになったキッカケ
- FXで勝てていない人は「自分の負けパターン」が曖昧
- FXで勝てていない人の癖「値動きの際(きわ)を攻めることができない」
- FXで勝てない人がよくやらかす「負けパターン」と、その対処法
私がFXで勝てるようになったキッカケ
FX勉強会「ライントレーニング」に参加し3年が経ちました。
FXの才能がない上に不器用なので人の倍以上かかりましたが、それでもFXで毎月利益を残すことができるようになりました。
最近、FX勉強会の参加者と話をしていて、
「FXで勝てるようになったキッカケを教えてください。」
ということをよく聞かれます。
この質問に対する答えは決まっていて、
「気づいたらFXで勝てるようになっていました。」
と答えています。
もしかすると聞いた人の中には、その答えに拍子抜けしている人もいるかもしれません。
でも、それが事実なのだからしょうがないですよね。
才能がなく全くFXで勝てなかった人間が、ある日を境に急にFXで勝てるようになる、まるで漫画のような話はありません。
自分自身の課題に気づき、それを地道に改善していく。
ただそれを続けてきただけです。
とは言え、同じ失敗は二度と繰り返さないかと言うとそうではなく、何度も同じような手痛い失敗を繰り返しながら克服してきました。
今でも「まだこんなことやるのかよ・・・」と思うような失敗もしてしまいます。
こういうところが、FXの学び方が上手な人と下手な人の分かれ目だと思います。
FXで勝てていない人は「自分の負けパターン」が曖昧
FXで安定して勝つためには、自分の勝ちパターンを知るということは重要です。
しかし、それと同じくらいに「自分の負けパターン(自分のFXトレードの癖)」というのを知ることも重要になります。
勝ちトレード(パターン)を増やすのと同時に、自分の負けトレードを分析して繰り返さないようにする必要があります。
座談会等でFXで安定して勝てていない人とお話しさせていただいて感じることの一つに、
「自分の負けパターン(FXトレードの癖)についての認識がボンヤリしている。」
ということが挙げられます。
言い換えると、
「自分はいつもどのようなパターンで負けることが多いのか?ということが曖昧」
と言えます。
一言に「自分の負けパターン(FXトレードの癖)」といっても十人十色で、当然のことながら人それぞれで違います。
1パターンだけでなく、何パターンもあるかもしれません。
- エントリーしたい衝動に駆られると、極端に視野が狭くなる(俯瞰してチャートを見ることができない)
- 環境認識上、エントリーすべきポイントに到達したのに、モタモタしてしまいエントリーが遅くなる
- その他
色々あるでしょうが、自分がいつもやらかすのはどのようなパターンなのか?ということを明確にできていないうちは、安定してFXで勝つことはできません。
負けパターンを掘り下げる作業は絶対に必要です。
FXで勝てていない人の癖「値動きの際(きわ)を攻めることができない」
FXで勝てていない人の特徴の一つとして「エントリーポイントが甘い」ということが挙げられます。
以前よりはマシになってきたとはいえ、現在も抱えている私の課題でもあります。
エントリー時に、値動きの際(きわ)を攻めることができていないんです。
際どいエントリーとは違います。
例えば、エントリーポイントが甘くなりやすい人はこういうFXトレードが多くなります。
結果的に伸びていく相場もありますが、こういうポイントでエントリーしているうちは将来的に痛い目を見る日が必ず来ます。
FXの先生は「何をするにしても、ダラダラモタモタはダメ。」と仰っています。
特にFXにおいて「ダラダラモタモタ」は致命傷になります。
運良く拾うことができたとしても、将来的にはそれを吐き出しているはずです。
相場の世界には「頭と尻尾はくれてやれ」という格言があるらしいです。
FXで「エントリーポイントが甘い人」は、無意識に頭(尻尾?)ばかりを狙ってしまうんです。
際でエントリーした人が利確するようなポイントや、時すでに遅しというところでエントリーをします。
もしくはプカプカと浮いているようなポイントで手を出してしまったり。
FXで勝てない人がよくやらかす「負けパターン」と、その対処法
先ほどの2つの例の局面であれば、どのように立ち回ればいいのかを具体的に説明します。
【例①】4時間足の環境認識
赤の縦線が例①のエントリーポイントになります。
4時間足の直近は、上昇の力が強いことが分かります。
しかし、いくつもの波を挟んでおり(横ばいのようでもある)、とてつもなく上昇の力が強いというわけではないように見えます。
この上昇がどこまで続くのか?ということを予測するために、フィボナッチリトレースメント(FR)を目立つ下降に当てます。
すると、FR38.2は上抜けてきていますがFR61.8がすぐ上のところまで達しています。
もしかすると、FR61.8までは上昇するのかもしれない、という予測が立てられます。
しかし、過去に強い売りが入ったポイント付近でもあり、もしかするとこの辺りから下降していくかもしれない、という予測も立てられます。
4時間足では転換するポイントなのかもしれません。
【例①】1時間足の環境認識
1時間足は上昇トレンドですね。
少し俯瞰すると、現在は上昇のエリオット波動の第5波にあたると思われます。
フィボナッチエクスパンション(FE)の161.8と第3波の高値を上抜けており、直前でも強めの上昇で直近高値を上抜けてきました。
これらの値動きから、まだ上昇の力が強いことが分かります。
しかし、上昇のエリオット波動第5波まで終了したかもしれない(上昇した先の先の先)、という相場状況なので迂闊に手を出すことはできません。
とは言え、この時点では売りという選択肢はないので、相場の流れに乗って5分足で良いパターンになれば買えるかもしれません。
【例①】5分足でエントリタイミングを計る
上位時間足同様に、5分足でも直近は上昇の力が強い相場状況です。
相場の流れに乗って、上昇の押し目から良いパターンになれば買いたいと考える局面です。
ただし、注意しないといけないことがいくつかあります。
- 環境認識上、上昇した先の先の先なので中途半端なポイントでは買わない。
- 買っても最低獲得pips(20~30pips)で逃げる。欲張らない。
- 短期決戦で、ダメだったらすぐ逃げる。
この局面であれば、最低でも200MAまでは待ちたいです。
間違ってもプカプカ浮いている状態のところでは手を出したくありません。
また、200MAがあるからといって、到達したから何も考えずに買い!というのも違います。
到達するまでの値動きも考慮する必要があります。
今回の場合であれば、ジグザグの値動きで時間をかけて200MAに到達してきました。
ダラダラモタモタせず、買うならそこで迷わずに買います。
間違っても上昇してきたことを確かめて買うことはしません。
もし200MAを下抜けてくるようであれば、長々と保有せず潔く損切りします。
【例②】4時間足、1時間足の環境認識
4時間足は、先ほどのチャート分析と大きくは変わりません。
ただ、結局FR61.8に到達することなく下降してきています。
トレンドラインを引くことができ、その辺りで反応しているようにも見えます。
1時間足は、直前でグッと下降してきました。
上昇トレンドであった相場が、いきなり下降トレンドに転換していくことは確率的に高くありません。
ここからしばらくもみ合うのか、もしくはもう一度高値を確かめてから下降していくのか。
これからどういう値動きになるかは予測できませんが、この下降がどこまでも続くことはなく、どこかでは一旦落ち着くだろうということは予測できます。
現在の相場の流れに乗って、その落ち着くポイントでは買うことができるかもしれない、と考えることはできそうです。
一番直近のポイントとなりそうなのは、1時間足の200MAですね。
実際に200MAで反応していることが分かります。
しかし、強いトレンドのファーストタッチではないので、これだけでは買う根拠にはなりません。
先ほども述べたように、ここは4時間足のトレンドラインとも重なります。
そこで小さく3度目の正直で下抜けられないような値動きになりました。
ここまでの値動きを見て、ようやく5分足でエントリータイミングを計ります。
【例②】5分足でエントリータイミングを計る
要領のいい人であれば、①のポイントで買える人もいます。
ここで買うのであれば「ダラダラモタモタ」は絶対禁忌です。
①のポイントを逃したのであれば、その後は諦めて次のチャンスを待ちます。
安値を更新した先では買えませんが、②で安値抜けをしないことを確かめてからであれば買えるかもしれません。
ただし5分足は下降トレンドなので、ここでも20~30pips取ったら逃げるべきです。