FXの5分足デイトレ方法。
環境認識をして今は売り買い様子見どの選択肢を取るのか。
この判断は最終的にエントリータイミングを計る時間足での値動きを確認しなければいけません。
ちょっとした値動きの違いで大きく変わる。
今回は環境認識をした上で5分足デイトレを行う値動きでどう判断が変わるのかというお話。
キーワードは「事実のみを見る!」
5分足デイトレの極意「FXは事実のみを見る」
先に結論からお話します。
FXでデイトレをするのであれば出来上がった過去チャートの事実のみを見る。
事実のみを見てそれに合わせてトレードしていく。
私が思うトレーダーが出来る事はこれしかない。
これさえ極めれば今後も安定してFXで勝つことが出来ると考えています。
相場の自然な流れに乗っていく。
先生が最近youube動画やブログなどでもちょっと仰られている「検証は要らない」ということにも繋がるんじゃないかと個人的には思っています。
では5分足デイトレの事実のみを見るとは何なのか。
チャートパターン
チャートパターンはFXをやられている方ややろうと調べている方であれば一度は聞いたことがある言葉。
いわゆるFXで勝つための鉄板のトレード形状。
ダブルトップ、ダブルボトム。
ヘッドアンドショルダー。
ソーサートップ、ソーサーボトム。
などなど。
そういったチャートパターンが5分足で出現したという事実を見てトレードをする。
FX初心者が良く間違えるのはチャートパターンという形だけを覚えてそれっぽい形が出たらトレードするということ。
FXはそんなに簡単ではない。
環境認識など色々な関係性を踏まえた上でエントリータイミングを計るチャートパターンが出現したからトレードする。
値動きの意味
いつでもFX相場が絵に書いたようなチャートパターンになるわけじゃない。
自分が知っているチャートパターンじゃないからデイトレ出来ないというのでも良いと思うのですが、トレーダーとして長く安定するために最も必要なことは「値動きの意味を考える」。
チャートパターンでは無くとも、もしその相場局面であなたが売りたいと思っている所で値動きの意味をしっかりと考えることが出来ればデイトレをして勝つことは出来ます。
値動きの意味というのは具体的に売るのであればもうこれ以上上昇出来ないということを値動きで確認してからとか。
チャートがごちゃごちゃで値動きの意味が良く分からないのであれば様子見するとか。
値動きの意味は実際のローソク足として確定している過去の事実から考えるもの。
これさえ見ればいい。
実はチャートパターンはこういった値動きの意味から成り立っているのではないかとも思っています。
事実のみを見るメリット
5分足デイトレで事実のみを見る事でトレーダーが得られることは大きい。
特にFX初心者であればあるほど大きい。
- 勝率が高くなる
- 成長速度が上がる
勝率が高くなる
事実のみを見るということは確認するということでもあります。
例えば環境認識としてそろそろ買いたいなと思うところで「あれ?」という値動きは疑問。
疑問ではまだ買ってはいけない。
「あれ?」から「おっ!」というある程度確信に変えてから買い。
ここまでの事実を見てトレードすることで結果として勝率が高くなる。
成長速度が上がる
FXはいつでも自分が想定した値動きになるとは限りません。
むしろそうならないことの方が多い。
これについては未熟であることも大いに関係しると思いますが、ある程度事実を見た上でトレードしたのに想定した方向に行かないこともあります。
その時はそっちの方が事実。
ではなぜその事実になったのかを反省振り返りをしますよね。
もちろん。
そこでいつも適当に事実を見ないでデイトレしているのであればその反省というのは曖昧になります。
常に事実を見てトレードをしてなぜなのかを反省するとFXの学習に一貫性が生まれて自分に足りないものが見えてくる。
それを改善するためにはどうすればいいのかを考える。
トレード毎に細かな改善点をひとつひとつ明確にクリアしていけば自然と成長速度が上がっていくと思います。
成長曲線のように。
5分足デイトレに必須のFX環境認識「1時間足」
2020年7月8日ポンド円。
この時のFX相場が5分足デイトレにおける事実を見るという点でとても参考になったので環境認識の観点で紹介します。
環境認識も事実のみを見る
相場は左から強めに下降して来ました。
安値付近で横這いのような期間を経て安値を何度も止められて強く反発上昇してきた局面。
直近下降のフィボナッチリトレースメント61.8%も戻しが浅く抜けています。
ここでの第一の事実は上昇が強めであること。
再度上昇した後1時間足でも分かるちょっとした下降が出ています。
なのでここは何かしらの壁があるんじゃないかと考え水平線を引いておきます。
その後もその付近まで上昇しますが再度下降で安値を切り下げました。
やはりこの水平線付近というのは何かありそう。
環境認識としては上昇が強めなので買いを狙いたいと思っている所ではありましたが、壁があるというのが現在の事実。
その後は安値からV字で上昇。
がっしかし。
やっぱり壁で抑えられている。
ここで確信に変わりますね。
壁であると。
トレーダーに未来予測は要らない
壁であることはわかりました。
では壁があるから下降するんだ!
下降するに決まっている!
という自分の考えをFX相場に押し付けることは厳禁です。
壁があることは事実ですが、その後どうなるかは相場が決める事なので、細かな値動きを確認してそれに付いて行くことしかトレーダーには出来ません。
変に未来予測をするのは「だろう」でデイトレすることになってしまいますね。
これが最も危険で損失を出す思考なんだと思います。
FX5分足デイトレの細かな値動きを確認しよう
先ほど環境認識をしたFX相場において5分足で事実としてどうなっているのかを見て値動きを確認しましょう。
どこでデイトレが出来て、なぜなのかというところまで見て行きます。
値動きの意味
先ほど1時間足で引いた水平線を残しています。
5分足で見ると高値から強めに下降しています。
その後上昇5波っぽいエリオット波動のような波を付けても高値付近まですら上昇せずに直前の安値を切り下げました。
この時点ではまだどちらに行くかの事実というのは出ていませんので何も出来ない。
ただ、上昇し切れていないというのは事実としてあります。
そして再度上昇から下降して安値高値を切り下げました。
この時点で値動きの意味としては買いの力が弱くなっていると5分足では判断できます。
であれば戻しを待って売ってみればいいんじゃないか。
1時間足では上昇局面という事実はあるので、バイーンと下降することは考えずにある程度下降した所まで貰っておく。
チャートパターン
これはFX勉強会ではお馴染みで参加者皆さんが好きな鉄板チャートパターン。
「エリオット5波+5分足200MA」。
高値から強めに下降しているものの1時間足での環境認識では買いが強いと判断していた相場です。
なので基本としては戻しを待ってからの買い。
まず高値からエリオット波動的な波の形状で5波っぽくカウント出来ます。
その先にあるものは5分足200MA。
トレンドラインも引けそうです。
暫く下降しない。
そしていよいよ200MAにタッチして強めの陽線を確認出来ました。
この事実に基づいてチャートパターンを使って買い。
FXデイトレやるなら5分足を徹底的に学習しろ!
1時間足などの上位足で環境認識はある程度出来るようになった。
でもなかなか勝てるようにならない。
私もそうなのですが、そういった場合というのは細かな5分足の値動きの事実をなぜか無視して環境認識の事実のみでデイトレ対処してしまうことがあります。
もちろん5分足だけをへばりついて見ていても全体が見えないのでダメ。
全体の事実を把握したうえで今後相場がどうなるかを5分足でも事実を見てデイトレする。
双方をしっかりと見てみると、例えば。
1時間足ではかなり上昇してきた先でそろそろズドンと下降してくる「かも」しれないからという安易な理由でデイトレを避ける。
でも実際の事実はまだ下降するような値動きが出ていない。
それであれば5分足の事実に基づいて必死に買いが出来る値動きやチャートパターンを確認する。
そして事実が揃えばデイトレを行う。
FX学習者であれば安易に避けるという思考よりもこっちの方がよっぽど勉強になると私は思います。
チャートを見ながらブツブツと独り言のように話してみるのもいいかもしれません。
「1時間足では戻しも浅くて上昇が強そうだな~」。
「5分足でも明確に下降してないし、買うならどうなったらかな~」。
「じゃあこうなったら買おう、こうなったらやめておこう」。
他の人に見られたらあの人大丈夫かな?と思われそうですが、言葉にしてみると意外と記憶に残るような気がします。
FXでデイトレをするなら環境認識をして5分足でトレードする。
事実のみを見て。
その他余計なものはポイっ!ですよ。
さあ今日もFXの学習頑張りましょうね!