FX界隈で良く聞く言葉「節目、ライン」。
節目となるラインを超えたから。
節目となるラインで抑えられたから。
では実際に具体的に節目のラインで何を意識するべきなのか何が大事なのか。
キーワードは「己を信じて!」。
FXの節目となるラインで意識するのは2つ
そもそもFXで節目というのは多くのトレーダーが意識するであろう地点のこと。
Fで節目となるラインは色々あります。
例えばフィボナッチリトレースメントや200MA、トレンドラインなどなどトレーダーによって使用するツールは異なります。
勝てる手法におけるツールなのであれば正直なんでも良いです。
大事なのはそこじゃない。
FXの節目となるラインで意識するべきなのは2つです。
- 目線の方向
- 証拠を確認する
目線の方向
目線を固定することは初心者にとってとても重要。
目線を売りも買いも両方持ったうえで相場を見てしまうとちょっとした値動きでどっちにでも捉えられてしまいます。
なのでとりあえず目線は固定しましょう。
その時の相場であなたが売りが有利だと判断したのであれば売り目線に固定。
その時の相場であなたが買いが有利だと判断したのであれば買い目線に固定。
証拠を確認する
まず節目ラインまで来たから今すぐトレードしようではないです。
節目ラインというのはあくまで各々のトレーダーが勝手に当てたものでありFX相場にとってはどうでもいいこと。
個人の都合を相場に押し付けてはいけません。
節目ラインでどうなるかというのが最も重要なこと。
付近まで到達した時の値動きから目線に対してどういった値動きとなってトレードすることが出来る証拠が出たのかを確認する。
節目となるラインでの証拠とはどういったものがあるのかの例を2つ挙げます。
証拠例①3度目の正直
これは先生のyoutube動画などでも何度も仰られているエントリータイミング。
節目となるラインで5分足の値動きが「もうこれ以上上昇出来ませんよー」という証拠。
3度目の正直。
画像の5分足付近には1時間足レベルの上昇FE261.8%があります。
この節目ライン付近で全然上昇出来ない3度目の正直が出て、しかも最後に小さく再度3度目の正直が出て明確に下降していきました。
証拠例②目線方向への明確な値動き
2つ目は節目ラインでの明確な値動き。
買い目線であれば強めの上昇。
売り目線であれば強めの下降。
証拠が出た先っぽでトレードするというのは素人。
基本的なトレードは戻しを待ってからです。
なので明確な値動きが出た戻しから買う売る。
画像では1時間足で強く下降してきた所からの上昇で下降起点のFR38.2%付近+上昇FE261.8%付近という節目ラインがあります。
そこから強めに下降しています。
これが証拠。
であれば戻しから売る。
FX節目となるラインでの目線による証拠の違い
2020年6月23日ポンド円。
この相場で目線による証拠の違いというのを見て行きたいと思います。
買い目線の証拠とは何なのか。
売り目線の証拠とは何なのか。
環境認識
まずは1時間足で環境認識。
目につくのは高値からの強めの下降。
前回上昇したレート付近+4時間足レベルでの上昇全体50%付近から上昇。
下降FR38.2%付近まで直線的に強く上昇してきた局面。
この時の節目ラインというのはフィボナッチリトレースメント38.2%ですね。
買い目線なら
前回上昇したレート+4時間足レベル上昇全体FR505付近からの上昇で5分足でも直近は上昇トレンド。
この点に重点を置いて買い目線を持つなら1時間足FR38.2%でどういった証拠が必要なのか。
それはFR38.2%から下げないという証拠を確認する必要があります。
では証拠はどこにあるのか。
まず強く上昇してきて1時間足FR38.2%に到達しましたね。
そしてかなり強い下降が発生していますが、その後V字で上昇するどころか高値も切り上げる強い上昇が出ました。
これが買い目線での買う証拠。
ここからはまだ下げませんよーという。
であれば当然戻しを待ってから買いたい。
その後は分かりやすく小さくリオっと波動5波+200MA到達。
上昇してきたのを確認して買い。
売り目線なら
1時間足では強めの下降をしている下降トレンドであり、下降FR38.2%と意味のあるレートまで上げてくれたことにより売り目線を持つのであれば、どういった証拠が必要なのか。
これは2つあります。
- FR38.2%に到達した際の値動き
- FR38.2%から上昇出来ない値動き
安値から強く上昇してきてFR38.2%までレートが来ました。
この時一度止まって上に抜けますが再度下に戻してきました。
これで到達した際には一応FR38.2%で反応しているという証拠が確認出来ました。
なので3度目の正直から売り。
その後V字で上昇して高値も切り上げているので売り目線でいるトレーダーにとっては訳のわからない値動きということになります。
でのその後の値動きを見ていると、高値から再度強く下降してきました。
これが証拠。
ではどうするのか。
それは戻しを待つこと。
再度上昇して5分足200MA付近とFR38.2%を裏から突く戻しが出ました。
なのでそこから下げるのを確認して売り。
正解はどっち?
このFX相場局面では売りと買いのトレードどちらが正しかったのか。
答えはおそらくどちらも正解。
売り目線だとしても買い目線だとしてもどちらも目線に対しての節目ラインで証拠がありましたね。
目線に対して証拠もなく、当てずっぽうだとしてはそれは不正解。
細かな値動きではありますが、こういった細かな値動きによる証拠というのはとても大事だと思います。
FXの節目ラインで目線を固定しないとどうなるか。
FXの節目ラインで目線を固定しないと基本的には危ない。
今回紹介した相場というのは買い目線でも売り目線でも証拠が出たのでどちらとも正解なのですが、そうでは無い相場というのは多々あります。
売りも買いも目線を固定しないデメリットは2つ。
- トレードチャンスを逃す
- 口座破綻コース
トレードチャンスを逃す
目線固定しないと目線に対しての証拠というのが分かりにくくなります。
そうするとせっかく目線に対して証拠が揃った良いエントリーポイントもそうは見えないので、自ら進んでトレードチャンスを逃す結果となります。
口座破綻コース
これは初心者にあるあるの口座破綻コース。
節目付近で行ったり来たりの値動きになった場合。
ちょっとした値動きに翻弄されて、売りで損切り、じゃあ買いで損切り、悔しくなってロットを倍にして売りで損切り…口座破綻。
これではFX学習している意味がない。
意味のあることを常にしなければいけません。
FXの節目ラインでトレーダーが本当にやるべきこと「自分を信じる」
FXの節目となるラインでトレーダーが意識することは目線を決めて証拠を確認すること。
環境認識をしてその節目ラインでどうなるかシナリオを立てる。
そこには相場に対しての自分の感想ややりたいことがありますよね。
それっていうのが最も大事な事。
自分が決めたのであれば責任を持って自分を信じてトレードする。
例え損切りとなっていもいいと思います。
決してそこで勝てる手法などを疑ってはいけません。
あくまで自分の判断が正しくなかった、未熟だったというだけ。
それであればやるべきことは1つ。
自分を磨くことです。
間違っていようが、正解だろうがその時の自分を信じてトレードしてみて下さい。
その方がよっぽどFXの学習になると思います。
さあ今日もFXの学習頑張りましょうね!