- FXでは「利益を伸ばせる相場」と「伸ばせない相場」を区別する
- FXではメンタルを鍛えても利益を伸ばすことはできない
- なぜFXでビビり決済をしてしまうのか?
- FXで利益を伸ばすよりも大事なことがある
- 自分の鉄板FXエントリーパターンを持つ
- 買いで利益を伸ばして140pips獲得!具体的なチャート分析を紹介します
FXでは「利益を伸ばせる相場」と「伸ばせない相場」を区別する
当然ですが、FXでは利益を伸ばせる相場と伸ばせない相場があります。
今現在は「利益を伸ばせる相場」なのか、それとも「利益を伸ばせない相場」どちらなのかを判断する必要があります。
いくら利益を伸ばしたいと思っても、伸ばせない相場ではどうしようもありません。
伸ばせない相場で無理に伸ばそうとすると、逆行して痛い目を見ることもあります。
利益を伸ばせる相場、利益を少しだけ取る相場、それらの見極めが重要です。
FXで利益を伸ばせる相場
トレンド相場
戻しを待たなくても、下手に損切りをせず保有さえしていれば勝てるご祝儀相場です。
トレンドが強ければ強いほど、大きな利益を取ることができます。
今年の3月のポンド円は、とても強い下降トレンドでした。
FX勉強会内には1回のFXトレードで数百pips獲得したり、月間1000pips獲得した人もいます。
こういう相場での逆張りは絶対にしてはいけません。
数百pips獲得するどころか、マイナス数百pipsの大損を被る可能性があります。
大損で済めばいいですが、下手をすれば口座破綻で退場!というのもよくある話です。
FXで利益を伸ばせない相場
レンジ相場(もみ合い)
一旦相場が落ち着き、買いと売りが均衡していてどちらが優勢かわからない相場状況です。
こういう相場では利益を伸ばすことが難しいです。
例えばこの相場。
最終的には下降していきましたが、いつこの下降が発生するかということは誰にも分らないですよね。
逆に上昇してくる可能性もあったわけで。
この相場の場合は、いつ来るのか分からない下降を狙うのではなく、レンジなのだからどんなに利益を伸ばしても上限・下限を決済の目安にするのが望ましいです。
FXではメンタルを鍛えても利益を伸ばすことはできない
FX界隈では、「利益を伸ばすためにはメンタルを鍛えて耐えるのだ!」といった考えやそのためのメンタル本(笑)が蔓延しているようです。
しかし、残念ながらFXではメンタルを鍛えても利益を伸ばすことはできません。
もう一度言います。
FXではメンタルを鍛えても利益を伸ばすことはできません。
FXで利益を伸ばすことができない原因は、メンタルではなく他にある場合がほとんどだからです。
なぜFXでビビり決済をしてしまうのか?
単にFXの技術が未熟
FXで利益を伸ばすことができない原因は、メンタルの問題ではなく単にFXの技術が未熟である場合がほとんどです。
FXで利益を伸ばせるようになるために大事なことは、FXの技術を磨くことです。
現在の値動きを正確に把握し、分析する力を養う必要があります。
決してメンタルを鍛えることではありません。
再現性のないFX手法であったり、チャート分析が不十分であったり、根拠の薄いポイントでエントリーしていたりと、何かしらの原因があるはずです。
例えば今年の5月から6月にかけてのポンド円。
強い上昇トレンドで、売っている場合じゃありません。
FE261.8まで予測するのは難しいかもしれませんが、これまでの値動きからチャート分析をするとFE161.8くらいまでは上昇するのではないかという予測は立てられそうです。
逆張りを狙わず素直に買いを狙っていてここまで利益が伸びることが予測できていれば、当然ビビり決済なんてことはしないと思います。
買いと売りどちらが優勢なのかわからない状況(チャート分析ができていない状態)でエントリーしているから、ビビり決済をしてしまう。
しっかりとチャート分析をして現在の相場状況を正確に把握し、大体この辺りまでは伸びるだろうと予測できれば迷うことはありません。
FXを学習する上で余計なことを考えている
FXでビビり決済をしてしまう人は、もしかするとFXを学習する上で余計な考えを持っているのかもしれません。
私が学んでいるFXの先生は「最初は勝ち負けは一旦度外視して、FXの学習に励みなさい」と仰っています。
目先の勝ち負けを意識してFXトレードをすると、視野が極端に狭くなりちょっとした値動きに惑わされやすくなります。
具体的には、少し利益になったら決済をしたり、ちょっと逆行しただけで損切りをしたり、もみ合いに耐えられなくて建値ですぐに逃げたりといったことをやってしまいます。
そして、当初の想定通りに伸びていけば「やっぱり我慢して保有していればよかった」とか、逆行すれば「早めに逃げてよかった」といった都合のいい反省になりがちです。
そのような反省では一向にFXで利益を伸ばせるようにはなりません。
FXで利益を伸ばすよりも大事なことがある
FXで利益を伸ばすことを考えるよりも、もっと大事なことがあります。
それは、エントリーポイントを厳選することです。
そもそも、正しい環境認識ができてシナリオを立てることができれば、下手なところで手を出さなくて済みます。
エントリーポイントさえよければ余計な含み損を抱えたりすることもないし、FXで無理なく利益を伸ばすことができるようになります。
自分の鉄板FXエントリーパターンを持つ
私が学んでいるFX手法は100%テクニカル分析の裁量トレードです。
FX手法のルールやエントリーパターンは明確に決められていますが、裁量トレードなのでその人その人の得意なエントリーパターンは違います。
人によってはトレンド相場が好きな人もいれば、レンジのような値動きの方がトレードしやすいという人もいます。
FX手法のルールを徹底的に守りしばらくFXの学習を続けていると、自分の中で得意・不得意なパターンが分かってくるようになります。
ここが明確になれば得意なパターンになった時だけトレードするようになるので、自然に利益も伸ばせるようになるはずです。
買いで利益を伸ばして140pips獲得!具体的なチャート分析を紹介します
買いで約140pips獲得しました。
個人的には自信のあるポイントで得意なパターンになったので、少し長めに保有して利益を伸ばしました。
闇雲に利益を伸ばしたのではなく、ここまでは上昇するだろうという分析・根拠のもとに決めています。
4時間足
直近は下降の力が強く、上昇の大半が戻されています。
点線の矢印のような値動きになってくれれば分かりやすかったのですが、残念ながら今回はグイグイと下降してきてしまいました。
ただ、相場というのは押し戻しを繰り返しながら上昇・下降していきます。
なので、今回もこのまま下降していくことは考えにくく、どこかでは一旦戻すだろうと考えていました。
さらによく観察すると、前回強い買いが入ったポイントで今回も止まっていることが分かります。
これらのことから、もしかするとここから一旦上昇するかもしれない、という予測が立てられます。
1時間足
全体的には下降トレンドです。
しかし、よく値動きを見てみると、徐々に下降の力が削がれてきていることが分かります。
特に4時間足の前回買いが入ったポイントに達してからは、明らかにこれまでとは違う下降の値動きになっていることが分かります。
①での買いは難しいかもしれませんが、①に達してから明らかに下降の力が削がれ②で確実に止まったのを確認してからであれば、自信を持って買うことができそうです。
あとは5分足で買いのエントリーチャンスを伺います。
5分足
5分足を見ても明確に止まっていることが分かります。
3度目の正直で止まったのを確かめてから買い。
あとはどこで利確するかということですが、
1時間足に戻ると、これまで直近下降FR38.2が効いていることが分かります。
ここから上昇するのであれば、1時間足FR38.2付近までは上昇するだろうということが容易に予測ができます。
さらに、上位時間足・5分足ともに下の方で買うことができているので、余裕をもって保有することができました。
そして、無事に目的地に達したので利確しました。