フィボナッチリトレースメントはFXには欠かせない超マストなアイテムです。
これさえあれば、
- エントリーにも使えますし、
- 利確にも使えます。
- 更にはエントリーしちゃいけないポイントも分かる
優れモノです。
初心者の方は色々道具を使ってもテンパってしまい使いこなせないと思うので、
まずはフィボナッチリトレースメント一つだけに絞ってトレードすることをオススメします。
もうとにかく便利すぎるので、この便利さをあなたにもシェアします。
この記事を読めば、「フィボナッチリトレースメントだけでもトレードで簡単に勝てる」ようになりますよ。
フィボナッチリトレースメントの使い方【初心者向け】
まずはフィボナッチリトレースメントの使い方を簡単におさらいします。
そんな難しくないので、なるべく分かりやすーく説明します。
「押し戻り」を測るために使う道具
フィボナッチリトレースメントの基本的な使い方は「押し戻り」を測るために使います。
使う数値は、
- 38.2%
- 61.8%
これが基本です。
とりあえずは、この2つだけ覚えておいてもらって「押し戻り」を測る為の道具という認識だけしておいてください。
あとフィボナッチリトレースメントを波にあてる時は、基本的に直近の最安値から最高値までのできるだけ直線の波に対して引いてください。(下降の場合はこの逆)
中途半端な場所から引くと、あまり参考になりません。(目安程度にはなる)
波が直線で綺麗な波であればあるほど、上の数値付近で反応しやすいです。
利確、エントリー、危険ポイントの予測など使い勝手は様々。
フィボナッチリトレースメントを使いこなせば、利確からエントリーまであなたの思いのままです。
色々なインジケーターを使ってトレードをしているスゴイ人(?)を想像していた人は、今すぐにその妄想を捨ててください。
それは全部嘘です。私が代わりに謝ります、ごめんなさい。それは詐欺です。お金取られちゃいます。
ちゃんと勝てているトレーダーであればあるほど、チャート画面は不思議とシンプルという事実があります。
逆にインジケーターでごちゃごちゃ画面がクリスマスばりのイルミネーションみたいになっちゃってる人は、高確率で負けています。(自分もそうだった時は負けていました)
何故そう言えるのかは、また後程説明します。※適当に八つ当たりで言っているわけではありません。
必ずしも「FR38.2、61.8」の数値でトレードできる訳ではない
- 38.2%
- 61.8%
を主に使うと説明したのですが、
「この数値で買ったり売ったりしたら確実に儲かりますよ!」ってことではありません。
この数値を使って分かることは、
”戻しの深さ”
です。
ものすごくざっくり説明すると、
- 38.2%なら、戻しは浅いと言えます。
- 61.8%なら。戻しは深いと言えます。
あとは、この数値付近までの”値動き”を見て売買の判断を行うのがFXのお仕事です。
- その数値へ到達するまでの時間や、
- その数値へ到達するまでの波の角度、
なども色々と考慮に入れてトレード判断を行います。
もう少し複雑な部分もありますが、一旦ここまでとりあえず分かれば大丈夫です。
結局は”値動き”が一番大事!インジケーターばっか見てたらアカン!
フィボナッチリトレースメントは使える道具ではありますが、売買の判断を行うメインのモノではありません。
間違いなく売買判断のメインとなるものは、”値動き”です。
散々フィボナッチリトレースメントの数値の説明をしてきたのですが、結局は値動きが大事なんですFXは。
インジケーターなんて元から相場にあったものではなく、人間が勝手にこちらの都合で引いているだけですからね。
なので、説明してきた数値で必ず買ったり売ったりできるかといえば、そういうわけではありません。
大事なのは、その数値付近の値動きを観察して、
- この数値でこの値動きってことは買えそうだなとか、
- この数値で値動きが止まらないってことは・・一旦様子を見よう
などの、売買の判断に使うことが本当の意味でのフォボナッチリトレースメントの使い方です。
値動きを観察するため・言語化するためにフィボナッチリトレースメントを使用しているという感覚です。
「フィボナッチリトレースメント」を使った簡単トレードのご紹介:実践編
それではフィボナッチリトレースメントを使った簡単トレードを具体的にご紹介します。
簡単パターン
勉強会では進研ゼミと呼ばれている手法です。
1時間足のフィボナッチリトレースメントの38.2%の最初のタッチで買うだけ。(下降の場合は売るだけ)
これで高確率で20pipsだったら利益を抜き取ることができます。
しかし、20pips以上を欲を出して抜き取ろうとすると痛い目をみることも多いです。
これさえ覚えとけば今日からFX始めた人でも、とりあえず勝つ経験が手に入るって思うとスゴイですよね。
FXはみんな勝てなくて困っているモノなので・・。
とりあえずFXの最初の一歩目はこういうトレードでも悪くないと思います。
最初から難しいことやろうとしても、できませんし変な癖付く可能性もありますからね。
基本に忠実になってトレードすることが大事です。
応用パターン
それでは次にちょっと応用バージョンを紹介します。
ただ数値で買ったり売ったりするトレードではなく、先ほど大事と説明した値動きを重視したトレードです。
まずは4時間足の環境認識から始めます。
4h
この右側の部分の続きを一緒に考えましょう。
4時間足はものすごい強い下降トレンドだったんですよね。
約2000pips近く下げる大下降でした。
しかし下降のフィボナッチエクスパンションの261.8%まで達して大きくV字上昇で直前には戻してきているところです。
フォボナッチエクスパンションの161.8%や261.8%という数字は、この下降で売りをした世界中のトレーダーが利確を考える数値です。
これだけの大きな下降があって、すぐに「買い」を考えることはできないのですが、売るにしては遅いポイントということは把握できます。
続いて1時間足を見ていきましょう。
1h
1時間足で見ると直前の下降に対しての戻しの上昇が強いことが分かりますね。
大体この上昇が800pipsくらいなので、結構強い上昇です。
しかも、その上昇に対してのフィボナッチリトレースメントの半分くらいのところで値動きが停滞しています。
もし下降が強い場合は、ここから更に落ちてFRの61.8%とかまで下がってくるはずなんですけど、落ちずに停滞しています。
未来のことは誰にも分からないんですけど、ここでのトレーダーの選択肢は、
- 今の数値付近で値動きが停滞して買える形になったら買うとか、
- 逆に今のレート付近から上がらずに下げてきたらスルーする。
などのトレード計画が立てられます。
もちろん直前にこれだけ下降していますから、ここで買う場合は逆張りは逆張りなんですけど、
- 直前の大きなV字上昇や、
- 既にFE261.8%に達していること、
- FRの半値付近で値動きが停滞していること
などをトータルで考えると「買えるんじゃないか。」という結論に達します。
で、最後に5分足を見てエントリー根拠を探します。
5m
この1時間の半値付近で大体1日以上停滞しているんです。
まだ上に行くか下に行くかハッキリしないんですよね。
ですが、ようやく200MAに乗っかる形になって上昇してきました。
で、最後の砦となる直前の目立つ高値を抜けて、ここで一旦は上に行くことが分かりました。
あとは抜けた後の波の戻しから、トレンドラインを引いて落ちないのを確認して買うだけです。
上に行けば行くほど自己責任ゾーンなので、早めに判断してください。
あと全体で言えばまだ下降トレンドなので、利確は伸ばし過ぎない方が安全です。
未来は分からない前提での行動がトレーダーには大事です。結果論より確実な堅実な行動が大切です。
大事なことなのでもう1回最後に!値動きが一番大事!
使い方は基本的にはフィボナッチリトレースメントの数値に触れたから、売るとか買うとかじゃなく、
そこでの値動きを見て、意味を考えて売買の判断をするということが大切です。
あくまでもインジケータやラインはオマケでしかありません。
「インジケータの数値があるから、売りました、買いました。」が通用するのは10回トレードしたらたぶん1,2回の話です。
この先、一生勝ち続けるスキルを身に着ける為には値動きの意味を考えましょう。
ここまで勉強お疲れ様でした。