まず初めに、すぐさまFXが上達する方法はありません。
FXは博打ではないし、簡単に勝てるようになるものでもありません。
それはFXに限らないですよね。
仕事でもスポーツでも勉強でも同様です。
中にはFXの才能があり、あっという間にFXで勝てるようになってしまう人もいるかもしれません。
でもそれは極々少数派であり、ほとんどの人がFXで勝てるようになるためには大なり小なり努力を要します。
過剰なロット数でギャンブル的なFXトレードで一獲千金を狙うのではなく、適正なロット数でコツコツと利益を積み上げ、数年後にとてつもないお金を手に入れるのが正しいやり方であると考えます。
コツコツと利益を積み上げるためには、継続してFXで勝ち続ける必要があります。
その”継続して勝ち続けるためには?”ということを紹介します。
FXの上達法①「浮気をしない(聖杯探しをやめる)」
一度「コレだ!」と決めたら、そのFX手法と心中するつもりで取り組みます。
たった数ヵ月とか1年上手くいかないだけで見切りをつけ、次のFX手法を求めてさまよう人が余りにも多いです。
いわゆる「ジプシー」と呼ばれる人達ですね。
いつまでもFXの聖杯探しをしているようでは、一向に上達しません。
もちろん全く勝てないFX手法を掴まされている可能性もあります。
しかし、そのFX手法で実際に勝てるようになった人がいるのであれば、それはFX手法が悪いのではなくその人自身に問題がある可能性が高いです。
特に自分自身の学び方に問題がある場合が多々あります。
ちょっと取り組んでみてダメだったら次に行こうという、片足だけ突っ込んだような学び方だったり、斜に構えて先生に教えられたことを素直に実行できていなかったり。
どんなにFXの才能がなくても、浮気をせずに真面目に3年取り組んでみると見えてくるものがあるはずです。
FXの上達法②「勝ち負け、結果に拘らない」
なかなか上達しない人がやってしまいがちな失敗ですね。
FXを始めた人の大半が「お金が欲しいから」という理由で始めていると思います。
しかも、10年、20年先ではなく「できるだけすぐに」欲しいはずです。
そのような動機であれば勝ち負けや結果に拘ってしまうのも無理はないのですが、上達するためにはそのような考え(欲)は横に置いて取り組まなくてはいけません。
そういった勝敗や結果ではなく、FXトレーダーとして成長できているかどうか?ということだけに注力して取り組む必要があります。
他人と比較しない、目の前のことに集中する
これも上達を妨げる要因の一つです。
FXが上手くいっている時はドヤ顔。
上手くいっていない時は嫉妬、もしくはひきこもる。
やってしまいがちですね。
どこを向いてFXをやっているんだという話で。
上手くことが進んでいる時は、正直どうでもいいと思います(どうでもよくはないけど)。
大事なのは、思うように上手くいかない時です。
シナリオを立てても立ててもことごとく外れる。
そういう時ってどうしても周りが上手くいっているように見えてしまうんですよね。
他人と比較して一喜一憂するのではなく、もう一度チャートを振り返ってみてどのようにチャートを分析するのが正しかったのか、どのように立ち回るのが正しかったのかということを見直さなくてはいけません。
もちろん面白い作業ではありませんが、FXの上達には絶対に必要なことです。
FXの上達法③これが一番大事!「とにかく”諦めない”こと」
これが一番大事なことです。
これまでの話にも関係することですが、諦めないことは必須です。
FXの才能がない人間が上達するには、これしか方法がないと考えます。
昨日までダメだったものが今日から急に飛躍します、ということはまずないです。
勝てるFX手法を手に入れたのであれば、あとは正しい方法で地道に学び続けるだけ。
でも大半の人が諦めていくんです。
もう1年、もしかしたら半年諦めずに続ければ何か変わったかもしれないのに途中で投げ出してしまう。
僕自身は、普通の人と比べてもFXの才能がない人間です。
何か一つのことができるようになるのに、人の2倍3倍かかるのは当たり前。
FX勉強会同期入会の人や後から入ってきた人がFXで勝てるようになって卒業していく中取り残されて、FX勉強会に顔を出しているメンバーの中では最古参の一人となってしまいました。
自分でも嫌になるくらいどんくさい人間だなと思います。
そんな僕でも、まだまだやらかしてしまうことはあっても昨年は1000pips以上のプラスで終えることができました。
FX勉強会参加者には1ヵ月でこれくらいのpipsを取れる人も多くいますし、僕より後に入ってきた人でも僕よりFXが上達している人もたくさんいます。
でもそんなことは僕には関係がなくて、才能がない僕でも諦めなかったからようやくここまで辿り着けたという事実が大事だと思います。
振り返ってみても上手くいった記憶より上手くいかなかったことばかりの思い出ですが、これからも諦めずにFXを学び続けたいです。
今週のFXトレード振り返り
2021年2月2日ポンド円で、このようなシナリオを立てました。
【日足】
【4時間足】
【1時間足】
【5分足】
全体的には上昇の力が強いということで、赤い縦線の時間帯に買い目線のシナリオを立てました。
その後、どのような値動きになったかというと・・・
5分足レベルでは見事に下がっていきました(笑)
買い目線で見ていたのだから今回取れなくて嘆く必要はありませんが、どのように考えればこの下降を取ることができたのかを振り返りたいと思います。
日足、4時間足
日足、4時間足ともに上昇の力が強いということは一目瞭然です。
しかし、上昇した先っぽなので迂闊に買うのは怖い局面です。
上昇の規模が大きすぎて、4時間足以下の時間足ではフィボナッチなどのツールを使うことは難しい状況です。
そこで日足を見てみると、過去に2000pips以上の下降が入ったポイントがすぐ上方にあります。
もしかするとここまでは上昇するかもしれない、という予測が立てられそうです。
ただ、ピッタリ(ポイント)で効くことはなく「だいたいこの辺り(ゾーン)」で効くので、もしかするとすでにゾーンの中に入っているのかもしれません。
1時間足
上位時間足同様に上昇トレンドですね。
基本的には押し目買いを狙う相場状況です。
上位時間足の環境認識上、”落ちてくるかもしれないゾーン”に達しているかもしれないわけです。
適当に買うと痛い目を見ます。
どのような形の押し目になれば買えるのか?
パッと思い浮かぶ簡単なパターンは、小さな下降エリオットのような値動きになり第5波まで終了した後に伸びていくパターン。
このパターンに当てはめて考えるのであれば、現在は第2波から3波への移行期間に当たるのかもしれません。
となると、もしかするとここから落ちていく可能性があります。
とは言え、全体的には上昇の力が強い相場状況です。
第3波狙いだからと利益を伸ばそうと考えるのではなく、少しだけ取って逃げる戦略をとるのが望ましいと考えます。
5分足
上記の通り、売り目線で見ていたのであれば色々根拠が揃っていますね。
まずフィボナッチから。
フィボナッチリトレースメント61.8%とフィボナッチエクスパンション161.8%という重要な数値が重なるポイントで止まっています。
しかも上昇エリオットも数えることができ、且つ5波まで終了しています。
ここからすぐに売るというのは難しいかもしれませんが、もう一度上を試して失敗して下降したところでは売ることができそうです。
利確は欲張らず、伸ばしても直近安値で決済するのが望ましいと考えます。