FXはギャンブルと同じです。
ただ当てずっぽうや根拠が無い、人任せといった巷にあるギャンブルではありません。
勝負事という意味でのギャンブル。
どんな仕事でも同じだと思います。
ではFXというギャンブルで気を付けたい値動きというのを今回お話します。
キーワードは「ギャンブルはギャンブルにしない」。
FXはギャンブルと同じである
FXというギャンブルをするにもステージがあります。
FXでのギャンブルステージを3つに分けてまずはお話します。
ザ・ギャンブラー
ザ・ギャンブラー。
競馬や競輪などなど。
自分では無い誰かの勝ち負けを予想する。
これについては詳しく無いので、統計学や八百長など本当に予想出来る方もいるのかもしれません。
でも一般的な人にはなかなか出来ない事。
ということは一般的な人にとっては当てずっぽうや「だろう」という宝くじ的な夢を買う娯楽になると思います。
FXでいうのであれば勝てる手法も無くて、何の勉強もしていないトレーダーが適当に売ったり買ったりする。
確かにFXは売りと買いの2択なので出来そうではあるんですが、実際にはそんなに甘くありません。
多くのトレーダーは相場で敗退していきます。
これでは一生お金を相場にプレゼントし続ける負け組のギャンブラー。
見習いギャンブラー
何でもそうですが、何かを極めたい習得したと思った時に勉強しますよね。
これはギャンブルでも同じで学習しないと勝つことに対しての優位性が何も得られない。
FXも同じです。
ただ意味の無い学習をしていてもしょうがない。
意味のある学習を継続して修行しないといけない。
FXでいう意味のある学習というのは、プロトレーダーにお願いをして勝てる手法を教わって、効率のいい勉強方法で学習をする。
最初はザギャンブルだったものがFX相場の原理原則などが分かってきて徐々に勝率が上がってくる。
こうなってくるとザギャンブルと違った景色がFXで見えてくる。
ギャンブラーとしての見習い期間。
プロギャンブラー
見習いとして日々学習するのはもちろんの事、実際の相場で環境認識をしてシナリオを立ててトレードをする。
今がどんな相場状況なのかというのを1人で判断出来るようになる。
難しい相場なのか簡単な相場なのかを分かるようになることで簡単な相場だけで勝負をしていく。
そうすると勝率が格段に高くなる。
そうなったらもうFXではプロギャンブラー。
当てずっぽうや「だろう」のザギャンブラーでは無い。
しっかりとした根拠や経験を持って職業として成立するギャンブラー。
FXでどのギャンブラーになりたいですか
FXをやられているということは少なくともお金を稼ぎたいんですよね。
では上記に挙げた3つのギャンブラーの内どれになりたいですか?
どれも勝負事という意味では同じギャンブラーですよ。
世間やFXを知らない人からすれば同じ認識。
でもそんなことは関係ありません。
同じギャンブラーなら当然プロFXギャンブラーになりたいですよね。
では今自分がどのステージに居てどうしなければいけないのかはもう分かりますね。
ザギャンブルと同じにしない為に気を付けるFXの値動き
今回はこれからが本題。
ザギャンブルと同じにならない為の一つのFXお勉強です。
押し目戻り目が急
FX相場が強めの下降や上昇した後の基本的な戦略としてはFXの王道である押し目買い戻り売りですよね。
押し目や戻り目までの値動きは大きく分けて2パターンあると思います。
- 強く戻す
- 弱々しく戻す
弱々しく押し目や戻り目まで戻してくれた場合はやっぱり進行方向への力が強いんだなと簡単に判断出来ます。
では強く戻した場合はどうなんでしょうか。
進行方向へは行きたいんだろうけども逆方向への勢いも強い。
でも基本的には進行方向へトレードしたい。
じゃあどうするのか。
圧力はある一定掛かってくる
押し目戻り目が急なケースは進行方向に対しての圧力も強いんだけど、逆方向に対しての圧力も直前では掛かっており、直前の圧力というのはある一定でその後継続する可能性は高い。
であれば押し目戻り目から進行方向に対して良い値動きになったとしても利は伸ばさない。
高安値まで保有とから高安値抜けなどは狙わない。
王道であるトレードをしてサクッとおしまいにする。
では次に実際の相場で解説していきます。
ザギャンブラーと同じを回避するFX相場解説
上記の押し目戻り目急なパターンにおけるトレード例を相場解説します。
前回の記事に習って一つずつ分けて分析して行きますね。
2020年12月22日ポンド円。
環境認識
プロFXギャンブラーになりたいなら。
告白するならお友達から。
FXやるなら環境認識から。
4時間足
まずこのチャートを見て思うのは上昇していますということ。
そして高値で何度も抑えられているのもわかります。
高値で何度も抑えられて下降して200MAから再上昇しますが、高値を超えられずにV字で全部戻している。
この時点では上昇相場でありながら下降も強くなっているんじゃないかと考えられそうです。
エリオット波動で見てみると安値からの上昇は5波っぽい感じで上昇して高値を抑えられているということも分かります。
上昇5波で高値を抑えられて上昇出来ていない。
上昇相場ではあるけれども安易に買うのも危なそう。
エリオット波動的な2波から5波の上昇にフィボナッチリトレースメントを使います。
その後の値動きはFR38.2%から再上昇も高値を超えられない。
再下降してFR61.8%付近から再上昇も高値を超えられない。
しかもV字で戻されている。
押し目からの上昇が失敗しているんじゃないか。
であれば直前下降の戻しから売れるような値動きなら売れそうかな?と考えられそう。
1時間足
全体的には200MAを境に上に行ったり下に行ったりで方向感がよく分からない感じ。
直近の値動きに着目すると安値からの上昇を短時間で全部戻しているので下降が強そうという判断は出来そう。
ここから弱々しく押し目までの値動きが推移してくれたらやっぱり下降の力が強いと簡単に分かって売っていけそうなんですが、V字で下降した後の上昇も直線的で強そう。
ここで高値からの下降にフィボナッチリトレースメントを使ってみます。
そうすると安値からの上昇はFR61.8%をヒゲで若干突き抜けていますが、その後は抜けられていないようにも見える。
戻り目としては適した位置ではありそうですね。
ただやっぱりFR61.8%まで一気に戻している上昇の強さも気になる。
では次に安値から強めに反発した上昇にフィボナッチリトレースメントを使ってみます。
そうすると上昇FR38.2%から再上昇しているが高値を超えられない。
そしてその後ヒゲで押し目の安値を切り下げている。
押し目であるFR38.2%から上昇出来ないのであればもう一段深い押し目まで下降する可能性があるんじゃないかと考えられそうです。
あとは5分足での値動きを確認して売れそうなのであれば戻り売りとして売っていきたい。
5分足
これを見るとやっぱり安値からの上昇が強そうなのは明確。
5分足だけ見てると上昇の押し目から買っていきたい相場にも見える。
ただ直前だけを見ると押し目から上昇するも上昇しきれないような値動きにはなっています。
1時間足で使っていた下降FR61.8%に水平線を引いてみると、61.8%から上昇出来ないような値動き。
そして高値が切り下がっている所にトレンドラインを引くと効いている。
直前の上昇をエリオット波動的に見ると城所5波でも上昇出来ない値動きになっています。
しかも200MAを下抜けて200MAから上昇出来ないような3度目の正直にも見える。
じゃあ売ってもいいんじゃないか。
ただやっぱり直近の強い上昇は気になるので、次の押し目FR61.8%付近を目標に伸びたらサッと貰っておく。
押し目戻り目急なパターンはよくある
今回相場解説した押し目戻り目が急なパターンというのはFX相場にはよくあるような気がします。
これとか。
これとか。
さあどうしましょう。
ギャンブルと同じならギャンブルにしなければ良い
FXがギャンブルと同じならば。
プロギャンブラーになればいい。
もしくはギャンブルにしなければ良い。
よくある値動きの形を覚えるのでは無く、その値動きの意味を考える。
それに対してどう対処するのかをシナリオ立てる。
これに必要な事はもうお話しましたね。
ザギャンブラーから見習いギャンブラーになってプロギャンブラーになる段階を踏む。
FXを必死で分かるようになる為の努力をする。
勝てる手法やルールがあればあとはそれを完璧にすればいい。
天才じゃ良い、凡人で良い。
あとはやるかやらないか。
誰かにFXはギャンブルだからやめておけと言われるのなら自身がFXをギャンブルにしなければ良い。
それだけの事ですよね。
さあ今日もFXの学習頑張りましょうね!