私はFXセミナーには行ったことがありません。
勝てる手法を教えてくれるFXセミナーがもしかしたらあるのかもしれません。
でも実際には多くの人がFXセミナーに参加しても勝てるようになっていない。
これはなぜでしょうか?
怪しいFXセミナーでは教えてくれない「トレードの仕方」を今回お話します。
キーワードは「FXセミナーが全ての悪では無い」。
怪しいFXセミナーで教わる事
実際にどんなことを怪しいFXセミナーで教えているのかはわかりませんが、なんとなく想像は付きます。
これはあくまで想像の話であり、そこまで大事な話では無いので参考程度にどうぞ。
張りぼて手法
いかにもFXトレーダーですみたいなチャート設定を勧めていかにもトレーダーっぽくトレードしましょう。
絵面だけ見るとカッコイイ!
トレーダーっぽい!
と初心者素人の頃は思うかもしれません。
なんか綺麗ですしね。
またチャートパターンとして、移動平均線がゴールデンクロスしたら売り買い。
三尊や逆三尊、ダブルトップ、ダブルネックが出たら売り買い。
水平線を使ってブレイクアウトで売り買いなどなど。
チャートパターンも実は絵面だけを見ている。
そしてトレードした結果は?
良くて勝率50%くらいでしょうか。
最悪全く勝てない。
こういう経験を多くの人がされていると思います。
理由
怪しいFXセミナーではなぜこういった事を教えているのか。
それはやっぱり絵面が良いからなんじゃないでしょうか。
そして誰にでも出来る簡単な事で最もらしいことだからだと思います。
セミナーというのはある一定数の人数を集めて分かりやすい事を話さなければいけないので分かりやすいことしか話せない。
今回行ったFXセミナーでは勝てなかったとなると次に考える事は「じゃあ別のFXセミナーに行ってみよう」となるわけですね。
でもそこにはFXで勝つための本質が無い。
上っ面を追っかけて泥沼にハマって大事な時間をお金を浪費してしまう。
で長い間苦しむわけです。
怪しいFXセミナーでは教えてくれない事
怪しいFXセミナーでは誰にでも分かりやすい事を話さないと人が集められないからどうしてもそればかりの話になってしまう。
では本当に話さなければいけない事は何なのか。
何をFXセミナーでは教えてくれないのか。
張りぼて手法より大事な値動き
先に話したFXセミナーで教えていそうな事というのは基本的にはトレード手法。
トレード手法というのは何の上に成り立っているのか。
それはもちろんローソク足の集合体である値動きですよね。
値動きに追従してインジケーターなどは動く。
遅行するものを追っても実際の値動きには置いて行かれるだけです。
じゃあ何を教わるべきなのかはもう分かりますよね。
もちろん値動きを教わるべき。
今の値動きにはどういう意味があるのか。
値動きに対してトレード手法がこうなっているからトレードしてみよう。
というのが自然な流れ。
FX相場はいつでも全く同じような値動きというわけでは無く、俯瞰して見ると同じ相場でも微妙に違うからその意味を一つ一つ教えたりするのはかなり時間が掛かると思います。
理由
怪しいFXセミナーではなぜこういった事を教えてくれないのか。
理由は3つあると思います。
- みっちりと的確に正確に教えるとなると膨大な時間が掛かる
- 膨大な時間を掛けて教えたとしてもそれを体得するまでに自身が学習を頑張らなければいけないというFXをやるお手軽さを欠く
- FXセミナーでも言葉の端々では大事な事を言っているんだけども受け取る側がそれを理解出来ずにスルーしている
これらというのは実はFXで勝てるようになるためにはすべて大事な事。
FX勉強会の先生はいつも仰られます。
「FXは手法も大事だけど、学び方も大事ですよ」と。
怪しいFXセミナーで教わりそうな相場解説
形だけを意識した張りぼて手法によるトレードの相場解説をします。
ダブルトップ
これは5分足ですが、画像の様にダブルトップになっているのが分かります。
ダブルトップは山が2つ出来たという意味だと思います。
高値も切り上げていないし、ダブルトップが出ているので売ります。
ちょっとは下がりますが、その後は逆行。
これだけを意識してトレードしているのであれば恐らく勝てる人もいれば負ける人もいいるはずですね。
なんで?
形だけを見てトレードした場合というのは勝てる時もあれば負ける時もある。
負け続けることももちろんある。
これらってある事と似ていると思いませんか?
「ギャンブル」。
分析して分析してトレードするのとはわけが違う。
ギャンブルで今後お金を稼いで生活して行こうなんて普通は思いませんよね。
でも多くの人がそれをFXではやってしまいます。
部分的な事をピックアップして話している勝てているFXセミナー講師もいると思いますが、それは今までの学習などの経緯があるわけで形だけで勝てているわけでは無いと思います。
素人や初心者の私たちにはそれは出来ません。
怪しいFXセミナーでは教えてくれない相場解説
ではFXセミナーでは教えてくれない相場解説をして行きましょう。
ダブルトップという相場解説をした相場を改めて解説します。
2019年9月24日ポンド円。
環境認識
何はともあれ。
告白するならお友達から。
FXやるなら環境認識から。
4時間足
まずは値動きの意味から考えて行きましょう。
全体が分かるようにローソク足を1段階細くして表示させました。
全体を見ると左から強く下降してきて安値から上昇してきています。
直近だけを見るとエリオット波動上昇3波っぽいので上昇が強そうです。
では次にこの相場で使えそうなツールで見て行きます。
まずは困った時のフィボナッチリトレースメント。
下降起点の高値から安値に当てると現在は38.2%付近であり、前回落ちたレート付近。
その付近で何か高値が抑えられてグッと下げているようにも見えます。
意味のある所で4時間足でも実際に止められて下げている。
直近は上昇が強い相場ながら3波から4波になるんじゃないかということは考えられそうです。
もちろん3波から4波にならずに3波継続で再度上昇していくこともありますね。
1時間足
こちらでも値動きの意味から考えて行きましょう。
直近は強い上昇トレンド。
ただ高値付近で高値更新がショボくなり、いつもの3度目の正直のような感じで高値から強めに下げているということは分かります。
4時間足でも意味のある所から1時間足では明確に3度高値で抑えられて強く下降して来ました。
しこも抵抗になりそうな上向きの200MAからも反発せずに下抜けている。
現在地というのは直線的に下げて来た先になります。
FXトレードの王道は戻り売り押し目買い。
であれば下げた先では無く、戻しを待ってから売りたいと考えます。
では次にこの相場で使えそうなツールで見て行きます。
まずは困った時のフィボナッチリトレースメント。
戻り売りをしたいとしてどこら辺が適切な戻しなのかと言えば38.2%~61.8%付近。
この付近までの値動きを確認してうれそうなのであれば売りたい。
ただこのまま全然上昇せずに安値にへばりつくような感じで下げて行くようならそれに合わせて付いて行くしかない。
もしくはここから下げずに適切な戻しまで上昇するのであればその上昇をちょっと買っていうことも出来そう。
いずれにしても5分足の細かな値動きを見ないと判断出来なそうです。
5分足
まずは値動きの意味から。
安値まで下げて一旦上昇。
再度安値を試すも下げて行かずに反発上昇して直前の高値を切り上げ。
200MAからも下げずに上抜けています。
その後下降しますが、下げきれずに再上昇。
再度下降するも下げない。
ということは上昇が下降の戻しで想定していた付近まではあるんじゃないかと考えられそうです。
では次にこの相場で使えそうなツールで見て行きます。
安値を割っていかずに上昇した波にフィボナッチリトレースメントを使います。
そうするとFR61.8%付近で安値を抑えられており、高値からの下降エリオット波動で見ると5波でも下げきれていない。
しかもトレンドラインを引くと3度目の正直にも見える。
ということは矢印付近から買いですね。
これを上昇のエリオット波動で見ると上昇3波でのトレードっぽい。
安値からFEを使うと戻り目で想定している付近に161.8%が来る。
なのでその付近までは保有出来そうです。
怪しいFXセミナーだけが悪いわけじゃない
FXセミナーというものがどういったものなのかは分かりません。
怪しいFXセミナーもあればいいFXセミナーもあるのかもしれない。
1つ言える事はFXセミナーに行ったからといってFXで勝てるわけでは無い。
これについてはFX勉強会でも同じ話。
学校と同じでやり方などは教えてくれると思うんですが、それを使いこなせるようになるかは?
そう!あなた次第。
ではどうすれば使いこなせるようになるのか。
教わった事を教わった通りに何度も何度も自分でやっていくしかない。
お金を稼ぐためにFXをやる。
明日から稼げるようになる。
なんて魔法みたいな事はありえない。
どんなことでも凡人が一人前に出来るようになるためには毎日学習したりなどの努力が不可欠。
結局それかよ!
と思うかもしれませんが、残念ながらこれしか無いんですよね。
FXでお金を稼ぐことは諦めずに楽をすることを考えるのを諦めましょう。
さあ今日もFXの学習頑張りましょうね!