なぜFXで疲れるのか?
結論から言うと「FXで上手くいかないから」疲れるんですよね。
精神的に疲弊してしまうんです。
経済的に不安や不満があってFXを始める人が大半で、資金として何千万、何億円と用意できるような人はほとんどいないと思います。
FXで経済的自由を手に入れるためには、長く安定してFXで勝ち続けなくてはいけません。
何十万、何百万円という資金からコツコツと時間をかけて増やしていくことで、何億、何十億、何百億円という普通のサラリーマンでは辿り着けないお金を手に入れることができます。
が、大半の人がFXで大損をぶっこいたり、口座破綻してしまったり、含み損を抱えてお祈りをしたり、全然勝てなくなったりして途中で疲れてしまうんですよね。
そこからが勝てるFXトレーダーとそうでないFXトレーダーとの分かれ道になるのですが、大半の人がそこでFXに疲れて諦めてしまいます。
「FX疲れた」となって諦めてしまわないためにも、その対処法を紹介します。
FXで疲れないためには「工夫をする」ことが大事
2020年12月15日のポンド円5分足。
この局面での売りは高勝率で勝てるポイントで、FX勉強会の参加者の多くが売りエントリーしていました。
私も売りで約40pips獲得できました。
が、この局面は明暗を分けるポイントでもありました。
後ほどチャート分析を紹介するのですが、エントリーするならココですね。
環境認識上も売りを狙う局面ですし、5分足でもいい形になっているので売れると思います。
問題は決済のポイントです。
この局面であれば、売りで軽く40pipsは獲得できそうです。
その反面、決済で失敗して建値、もしくはマイナスで決済してしまった人もいました。
20pipsに達したところで決済するのと、40pipsの含み益から逆行して建値、もしくはマイナスで決済するのとでは精神的にかかってくる負担が全く違います。
後者であれば誰でもゲンナリしますよね。
そういったことを繰り返すと、当然疲れがたまってきます。
そうなるとその後のFXトレードにも少なからず影響してくるでしょうし、感情的に行動してしまう可能性も高くなります。
ここで取る行動は、メンタル本(笑)を読むことでしょうか。
違いますよね。
そうではなく、そういった失敗を起こさないようにする工夫が必要になります。
FXトレードで疲れないためにやるべき工夫を“3つ”紹介します
FXを長く続けていくためには、疲れないための工夫をする必要があります。
基本的には“足るを知る”ということが重要になります。
【FXで疲れないための工夫①】欲張らずにサッサと利確する。
私が学んでいるFX手法で推奨されている利確の方法が、「1本の波を取ることを意識する」ということ。
FXはロットを調整できるので、一回のトレードで毎度何十、何百pipsも取らなくてもいいです。
例えば先ほどの相場であれば、
このような感じで一直線を取る。
戻しが発生するまでに最低ラインの20pipsを満たしているのであれば決済をしてしまうという考え方です。
FXをやっている人の中には「あー、サッサと利確してしまえばよかった…」という経験をしたことがある人が多いと思います。
欲張って上手くいくこともあれば、失敗してゲンナリしてしまうこともある。
特にFXで思うように勝てていない時はやらかしてしまいがちです。
そのように後悔するぐらいなら、サッサと利確してしまう方がFXトレードで疲れることも少なくなります。
FX勉強会には一直線で決済するのが上手な人がいて、ひげ先で利確できてしまうような人もいます。
が、それを最初から狙うのは中々難しいです。
下手にひげ先を狙ったりすると、戻しにあってえらい目を見ることになりがちです。
欲張らずに20~30pipsに達したらサッサと利確してしまうことがお勧めです。
重複しますが、FXはレバレッジがかけられるので、多くのpipsを獲得しなくても問題ありません。
【FXで疲れないための工夫②】FXトレードを厳選する。
FXトレードをしない、ということではありません。
自分が分かるポイントだけに絞ってFXトレードをする、無駄なエントリーはしないということです。
1ヵ月の過去チャートを振り返ってみてください。
本当に自信を持ってエントリーできるポイントは何カ所ありますか?
FX初心者やFXで思うように勝てていない人であれば、「えっ、これだけ?」思うくらい少ないのではないでしょうか。
リアルの相場であれば、数週間分からない相場が続くことがあるかもしれません。
最初はそれで全く問題ないと考えます。
FXはトレード回数や獲得pipsが多くなくても、高勝率であればレバレッジがかけられるのでお金持ちになれます。
よく分からない相場でエントリーしてしまうから、自信がなくて下手なことをしたり負けたりして疲れてしまうんですよね。
そうならないためにも、自分が自信を持てるところで手を出すことが大事です。
【FXで疲れないための工夫③】FXで他人と比べることをやめる。
これ、もしかするとFXで疲れないために一番大事かもしれません。
FXは人と比べるものではなくて、安定して勝てるようになるためには自分自身と向き合ってFXにおける問題点を解決していく必要があります。
世の中には年間数十億、数百億稼ぐバケモノFXトレーダーがいます。
才能がない人間がたどり着けない境地にいる人間は、どこの世界にもいます。
私はFX勉強会に所属してFXを学んでいますが、その中にもいますよ。
私より後に入ってきてあっという間に抜いていったり、私がどうやってもエントリーできないようなところでエントリーしたり、私の1年分の獲得pipsを1ヵ月で獲得してしまうような人が。
一人や二人ではなく、ごろごろいます。
そういった方々を目の当たりにして、つくづく自分は才能がないチンカスFXトレーダーなんだなということを実感しています。
皆さんびっくりするほどの努力をされていますし、本当に凄いなぁと思います。
でも、そのような方々と自分を比べても1ミリも成長しませんし、むしろ上手くいっていない時は逆効果になるような気がします。
変に力んで余計なことをしたり、弱気になってしまうかもしれません。
比べる対象は他人ではなくて、過去の自分自身と比べてどうなのか?ということが大事です。
振り返ってみて同じような失敗をしているようであれば改善する必要がありますし、周りから見るとちっぽけなことでもできるようになっているのであれば、それはとても価値のあることだと考えます。
そういったことの積み重ねでしか成長はないし、FXの才能がない人間が勝てるようになるためにはそれしかないのではないでしょうか。
先ほどのFXトレードのチャート分析
1時間足
パッと見た感じ、売りが優勢のように見えます。
直近の150pips程の窓が気になりますね。
窓が開いているということは、それだけ強い買い圧力がかかっているということですから、直近はもしかすると買いの力が強くなっているのかもしれません。
しかし、トレンドラインがから下降してきており、しかも相場様が大好きな山3つ目から下降してきています。
200MAも意識されているように見えます。
トレンドラインから落ちてくるところを狙うのは難しいかもしれませんが、トレンドラインからの下降の戻しからの売りは狙うことができるかもしれません。
5分足
1時間足トレンドラインからガクッと下げた後の値動きを見ても、上昇する気配はなさそうに見えます。
このような相場の時のエントリーのコツは「できるだけ右側からエントリーする」ということです。
右側まで引き付けて
今回は中々良いところでエントリーできました。
後は利確をどうするかを考えるだけ。
簡単なのは直近安値ですね。
直近安値を下抜けて下まで行くかな、と妄想していたのですが、やっぱり反発してきましたね。
2回目下抜けを試して抜けそうにないのを見てサッサと利確。
「足るを知る者は富む」大事ですね。