今後FX相場は上昇するでしょう。
という占いのような未来予測は全く必要無い。
そんな事が分かるのは神様くらい。
もし未来が分かります!と言う人が居たら真っ先に距離を置きましょう。
ただFXチャートの見方として「抜けるかどうか」を考える事は大事という話。
キーワードは「ネスカフェゴールドブレンド」。
FXチャートの見方「抜けるかどうか」
「抜けるかどうか」というのは手法で言うとブレイクアウトなどありますが、その前提の話。
抜けるならどうこう。
抜けないならどうこう。
FX相場におけるストーリー。
チャートの見方の前提
絶対にこの後はこういう値動きになります。
今後は上昇(下降)します。
といった未来予測をする必要はありません。
またそういった事を思いこむことも良くありません。
なぜなら未来は分からないから。
FXトレードで勝つためには事実を確認して、事実に付いて行くことしか人間には出来ません。
事実を踏まえた上で数十分後が分かるという事はありますが、それ以上は無駄に妄想しないようにしましょう。
抜けるかどうかの前に大切な事
初心者や素人FXトレーダーにありがちな事。
5分足をガン見して全体を無視して目先のみでトレードする。
FXの聖杯というのは「マルチタイムフレーム分析」にしかない。
ということは4時間足、1時間足を分析した上で5府何市でトレードタイミングを取る。
環境認識が大事という事。
環境認識もせずに勝手な水平線やラインを使って抜けるかどうかを判断してトレードすると勝率は上がっていきません。
そんなこと他でも耳にタコが出来るくらい聞いたわ!でも出来ないだよ!
環境認識はFXを学び始めて数か月ではなかなか毎回正しい認識をすることは難しいかもしれませんが、学習すればするほどより正確に早く認識出来るようになると思いますので、ここは気合で続けて行きましょう。
大事な事から逃げていては駄目ですよ。
しっかり向き合いましょう。
抜けるかどうかのチャートの見方
環境認識をした上で例えば現在は上昇トレンドで高値から下降して来ました。
であればその後はまず上昇トレンドなので王道順張りで買いを基本的に考えるわけですが、高値を抜けて行くかどうかというのをまず考えます。
高値を抜けて行くのであればまだ上昇が強いということになるので、良い値動きになるのであれば買いを狙っていけばいい。
逆に押し目から上昇したのに高値を抜けられないのであればその後買いをすることは難しいし、売りに切り替えなければいけないかもしれないと考える。
単純にはこれだけ。
チャート見方のコツ「何を抜けるかどうか」
何を抜けるかどうか。
FXには意味のある所と意味の無い所があります。
これは色々あると思うんですが、例えば4時間足で前回落ちたレートであったり、フィボナッチリトレースメントやフィボナッチエクスパンションなどなど。
意味の無い所で抜けるかどうかを見て順張りで付いて行くなら良いのですが、現在の方向性に対して抜けるかどうかで逆張りをしようとすると失敗することが多々あります。
また、それが4時間足レベルでの抜けるかどうかなのか、1時間足レベルでの抜けるかどうかなど時間足の概念もある。
何にせよトレードするにはトレードするなりの根拠が必要になるのでそれをしっかりと見極めた上でトレードをするようにしましょう。
どう判断するのか
ぶっちゃけた話。
抜けるかどうかをどう判断するかというのはどうでもいいのかもしれません。
FXトレードの王道って何でしたっけ?
当然押し戻しからのトレードですよね。
ということは抜けた後からトレードすればいいんですよね。
でも相場局面や細かな値動きから抜けるかどうかが判断出来て天辺からトレードすることも可能です。
これについては圧倒的なFX相場での学習量や経験がモノを言います。
天辺からのトレードをしたいのであれば、それだけに絞って過去相場を学習したり、学習した内容を纏めて振り返ったりなど。
FXの学習内容としてはとても良いと思いますので、普段の学習にプラスして検証してみてはいかがでしょうか。
FXチャートの見方「抜けるかどうか」相場解説
2020年6月30日ポンド円。
今回のお話であるチャートの見方「抜けるかどうか」に沿ってこの相場を解説していきます。
環境認識
いつも通り行きましょう。
告白するならお友達から。
FXやるなら環境認識から。
4時間足
全体的に見ると安値から上昇している上昇トレンドにも見えます。
ただ、高値から強く下降していて直近の上昇分を結構な割合戻している。
緒公然の値動きを優先するのであれば強い下降に対しての売り。
ただ安値で止められて上昇している所というのは上昇全体のFR50%ピッタリからの上昇。
ある程度意味のある所から上昇している。
意味のある所から上昇したからこのまま上昇します!というのは安易な考え方。
直前は下降なわけですから。
基本的には戻しから売りを考えてその後どうなるかを見るというのが自然かと思います。
現在地は戻しから再下降して再度安値FR50%付近まで来ましたという所。
ここを抜けて行くのであれば売りでしょうし、抜けて行かないのであれば買いもあり。
1時間足
高値から明らかな下降トレンド。
4時間足FR50%到達から直前安値を切り下げた高値をグッと切り上げる上昇もFR38.2%で抑えられて下降。
戻り目から下降しているという事ですね。
では安値でどうなるか。
安値付近では到達後なんか値動きが停滞している。
①②③と番号を当てていますが、①では抜けるかどうかについてはまだ何も分からない。
②では若干安値を切り下げていますし、抜けるかどうかまだ分からない。
ただその後はまた上昇していますね。
②の時点で2回止まったのは事実。
この時点でおっ?下げないのでは?と思いますね。
そして③であー止まったのね、安値は抜けて行きそうにないのねと分かります。
であれば5分足を見て良いタイミングがあれば買ってみようかなとなりそうです。
エントリータイミング
最後に5分足。
これはもう見事な値動き。
安値を抜けて行かないのが明確。
1時間足で③の部分ですが、そこでも3度止められている。
しかもその3度目の部分で更に小さく3度止められている。
これはもう確実に抜けませんよーの合図。
なので矢印で買えばいい。
抜けないから買う必要はある?
抜けるかどうかでのエントリータイミングについて。
環境認識的には買ってもちろん正解。
でもここで買えなくても良い。
分からなかったのであれば1ミリも悔しがる必要はありません。
(ただ復習は必ずしましょうね。今後の為に。)
最初にお話ししましたね。
FXの王道トレードは押し戻しからのトレード。
ということは抜けるかどうかの所で抜けずに上昇したわけです。
来た来たーって感じですよ。
あとは押し目を待って買うタイミングを計ればいい。
例えば下の画像のような矢印の所から。
これが王道。
なぜ矢印での買いなのかの根拠は各々がしっかりと考えて見て下さい。
これも良い学習材料ですから。
FXチャートの見方「抜けるかどうか」はネスカフェゴールドブランド
FXチャートの見方で大切な「抜けるかどうか」。
ネスカフェゴールドブレンドのCMであった「違いが分かる男」というフレーズ。
今回のお話でもこれが重要。
2020年10月22日ポンド円。
安値から上昇して高値を超えられずに下降して行きました。
この時高値を抜けるかどうかで結果として抜けられずに下降したわけです。
であれば抜けられなかった付近の所から積極的に売っていいのか。
ちなみにこの時の先生の週末動画解説でのエントリーポイントは以下の画像。
この付近ではほぼ買いのトレードが正解。
高値を抜けられずに下げて来たのになぜ?
と考える事が大事。
何が違うのか。
違いが分かれば今後の相場でも同じように考えて対処すればいい。
違いが分かる人になっちゃいましょう。
何故なのかのポイントについて。
これは私の見解ですが、高値で抜けられなかっただけなんじゃないかということ。
あとは興味があれば是非考えて見て下さい。
さあ今日もFXの学習頑張りましょうね!