欧州時間になったら相場は動く!
だからFXは欧州時間からトレードしましょう。
これには意味が無い。
FXでよくある勝てない初心者の思考に似ている気がします。
今回はその理由についてお話します。
キーワードは「余計な事はするな!考えるな!」
FX欧州時間でのトレードについて
FX欧州時間が取り上げられる理由
FXは欧州時間にトレードしよう!というのがなぜ言われるのか。
それは市場が開いてトレードをするトレーダーが増えるからだと思います。
ニューヨーク時間なども同様ですね。
ネットとかで調べると欧州時間になると一気にレートが動きますなんて書かれていたりする。
レートが一気に動くという事は利幅が取れるという事。
逆に日本時間は値動きが小幅とも言われますね。
じゃあレートが一気に動く欧州時間にトレードすればいいじゃん!っていうのが理由だと思います。
この時点で何か違和感を覚えますが…。
なぜ意味が無いのか
確かに欧州時間にレートが一気に動くときはあります。
動くときはあるですからね。
これを根拠にトレードするのでしょうか?
FX相場は時間で動いているんですかね。
良い値動きしているけど欧州時間ではないから欧州時間まで待とう。
FXトレードをする上で最も大事な事は「値動き」。
値動きが形作られているのに不確かな事でエントリーを見送るのは矛盾しています。
FXは自分の大切なお金を預けてお金を増やしたくてトレードをしているんですよね。
それであれば欧州時間という不確かで曖昧なものを根拠にトレードをするのは危険な考え方だと思いませんか。
もしFXを教わっている先生が「欧州時間でトレードしなさい!」と仰られているのであればいいのかもしれません。
教わっている先生に素直になるということはFX学習においては大切な事なので。
よくあるあれに似てる
欧州時間でFXトレドをすることって初心者にありがちな「あるある」に似てる。
200MAがあるから。
フィボナッチの数値があるから。
トレンドラインがあるからなど。
インジケーターや数値という見えやすい目先の事だけを捉えてトレードをする。
高確率で失敗して損失を出す。
FXで勝てなくて悔しくて色々な事を調べてメンタルやファンダメンタルズ分析という神頼み的な要素に手を出す。
でも勝てなくてまた別の手法に手を出す。
完全なる負の連鎖。
欧州時間を重視したトレードというのもこれと同様だと思います。
FX欧州時間トレードではない相場解説
2020年10月19日ポンド円。
この日良いトレードが出来そうなポイントがありましたので、そちらの相場解説をします。
もちろん欧州時間とか関係無いですよ。
環境認識
いつも通り。
お付き合いするならお友達から。
FXやるなら環境認識から。
4時間足
4時間足で一番目立つのは高値からの戻しの無い強い下降。
日足エベルのFR50%で安値を抑えられてFR50付近までこちらも大した戻しなく強めの上昇。
安値から上昇した先っぽから若干強めの下降があり、高安値も切り下げた所。
直近の上昇に対して目を向けるならば現在の下降というのは上昇の押し目にも見えますが、現在地は売りも強そうなのでどうなるかな?という印象。
1時間足
安値からの上昇は上昇FE261.8%付近で頭を抑えられて、上昇FR38.2%まで一気に下降。
微妙な値動きの形ではありますが、現在というのはエリオット波動的に5波が終わったかな?という感じ。
ちなみに下降エリオット波動5波まで終わったからその後は単純に「ではこの後は上昇ですね!」ということでは無く、上昇するかもしれませんが横這いの様にウロウロすることもありますし、その後下降して行くこともあるので様子を見なければいけないのが基本。
そして上昇FR38.2%まで一気に3波で下降してきましたが、その後は同じようなレート付近でずっと安値を抑えられているようにも見えます。
シナリオ
4時間足でも1時間足でも現状はどっちに行くか分からないので様子を見たいというのが基本。
ただ、1時間足での上昇FR38.2%付近で何度か止められているという事実はあるので、もし今後下降して行かないのであればちょっと下降エリオットでいう所の4波高値付近までは買っていけるかな?とは考えられそうです。
もしドスンと下げて安値を割っていくのであればその後の値動きを更に確認する。
よく分からない横這いのような値動きになるのであれば様子を見る。
シナリオとしてこの3つになるかと思います。
エントリーポイント
5分足。
1時間足上昇FR38.2%に水平線を当てておきます。
安値から上昇して直前の安値を切り下げた高値を若干切り上げました。
その後下降しますが、再度上昇して更に高値を切り上げ。
ここからの値動きで下降しなそうなら勝っていけそうです。
そこで出たのが定番で鉄板の小さな下降エリオット波動5波。
200MAまでの隙間が気になるので、3度下降出来ないのを確認して買い。
利確は上昇FE161.8%が下降4波高値付近になるので、その辺まで取るのが良いと思います。
欧州時間でも良いですけどね
エントリーポイントでの時間は午後2時。
欧州時間より前になります。
今回については欧州時間16時付近でエントリーしても良さそうです。
上昇して高値を抜けて行く所でブレイク気味に買う。
利確ポイントは同様で良いかと思います。
そもそもここでも欧州時間と言うよりは値動きなんですけどね。
FX欧州時間あるある「だまし」について
欧州時間などのタイミングでのエントリーでよく言われるのが「だまし」。
欧州時間を境にグッとレートが動いたと思ったら、その後すぐに逆行して行くというやつ。
例えば以下の画像のような感じ。
下降してきて16時を境に更にレートがグッと下降すると思って売りでエントリーした後はバイーンって上昇する。
ここで騙された…と言って損切りする。
でも実はこの値動きは「だまし」でも何でもなく、値動きとしては正しい。
値動きの意味を考えてテクニカル分析をすれば「だまし」だとは考えないはず。
「だまし」は値動きの意味を考えればまやかし幻想。
「欧州時間からのだましに会いました」と考えるのであればもっとしっかりとFXの値動きを学習する必要があると思います。
FX欧州時間でトレードするとか教わってないですけど(大切な話)
FX勉強会では欧州時間やニューヨーク時間などのワード自体が出てきませんし、それに沿った手法というのは一切教わっていません。
先生はFXにおいて絶対に嘘は仰られないので、欧州時間ワードが出てこないということはFXトレードで勝つために必要が無いということ。
もちろんファンダメンタルズ分析やメンタルも同じ。
ファンダメンタルズについては雇用統計やFOMCくらいの日程はチェックしてトレードしなければいいというくらい。
FX界隈では今回話題にした欧州時間を含めて実はFXトレードで勝つのに必要が無い事を多く「大事だ!大事だ!」と言われています。
ではFXトレードで勝つためには何が必要なのか。
これは以前から先生が何度も仰られていることですが、教わっている先生から習ったことだけを素直に学ぶこと。
その他余計なものは一切捨てる事。
実際にFX勉強会の参加者さんの多くが先生の手法だけで勝てているという実績もありますしね。
こう考えると普段のニュースなどもどうなんでしょうかね。
こんなにも大事だ!大事だ!と言われているものが実は全く大事ではない。
何を信じれば良いのか。
それは事実のみを信じればいいんですよね。
FXの先生を選ぶ際も同じです。
事実を見て信じた後やるべきことをは1つ。
必要な事以外は余計な事をするな!考えるな!見るな!
とはいえ余計な事をしてしまうんです…考えてしまうんです…見ちゃうんです…。
これは自分自身の問題なので工夫次第で何とでも出来ます。
それを考えれば良いんです。
欧州時間でのトレードを考えるよりも自分にとって今考えるべきことに立ち向かって行きましょう。
そっちの方がよっぽど良い未来に繋がると私は思います。
さあ今日もFXの学習頑張りましょうね!