2020年9月第4週のポンド円。
この週私はノートレード。
トレードの良いポイントは沢山あったのになぜノートレードになったのか。
反省も踏まえて今回振り返ってみたいと思います。
キーワードは「不器用なら不器用なりの戦い方がある」。
FX目線の切り替えタイミングについて
今回の目線の切り替えタイミングとして最も重要な事1つと状況による3つの事をお話します。
MTFによる相場状況
FXで負けないための聖杯として最も大事な事はマルチタイムフレーム分析。
エントリータイミングを計る5分足にあれやこれやと上位足の状況が分かるようにインジケーターを入れてそれだけを見るような無精はしない。
4時間足、1時間足それぞれを大きな画面でしっかりと環境認識する。
FX相場は大きく分けて3つの局面がありますね。
上昇トレンド、下降トレンド、レンジ。
今がどの状況にあるのかを上位足から分析していく。
もう少し細かく分析していく必要もあります。
トレンドやレンジの中でも今はどういった状況にあるのか。
今がどういった状況にあるのかというのを正確に分析するというのがなかなか難しい。
FXは細部に拘って徹底的に変態的に学習する者だけが生き残っていく。
難しいを克服するのは努力でしかない。
そこには何がある?
相場状況を踏まえて今がどういった状況なのかを考える為のアイテム。
今がどういった状況でそこには何があるのか。
何があるというのは手法の事でもあると思います。
FX勉強会であればフィボナッチやエリオット波動、トレンドライン、200MAなど。
これらはすべて勝てる手法に基づいたツールなのでまず信用性があります。
そこに何があるのかは勝てる手法に基いたものでなければならない。
勝てる手法の中でもその信用性というのは数値や使い方によって値動きに対しての考え方も異なります。
例えばフィボナッチリトレースメント38.2%や61.8%であれば信用性が高い数値になりますが、それ以外については同様の感覚で数値を見てはいけない。
それらを踏まえてそこに何があるのかを考えましょう。
そこで何が起こった?
どういった状況でそこに何があるのか。
後はそこで何が起こったのかを確認する。
何が起こるかというのは基本的には起こった後で無いと分かりません。
そこに何があるから絶対にこうなるというような未来予測をしてトレードするのは当てずっぽうでもありとても危険な思考。
これだけは辞めた方が良いと思います。
そこにあるものについても考えなくてはいけません。
例えばFR38.2%や61.8%でレートが止まるなら安心できる。
それ以外の数値でレートが止まってもまだ安心出来ないのでその後の値動きを更に確認して初めて信用性が置ける。
単純にフィボナッチリトレースメントだけでもこの違いがあるわけです。
ただどちらにしても反応したのであればそれが事実なので、状況によってその場面では目線の切り替えを始めて良いのではないかと思います。
逆にそこまでの事実があるのにそれを無視してトレンド継続だと思考停止でノリノリでトレードすると痛い目を見ます。
何事も事実を見逃さないという事が重要。
目線をブレさせない
FXで勝てるようになって相場感を十分に養ってきた方は別ですが、基本的にはトレードをする上で目線を固定するというのはとても大事な事。
なぜ大事なのか。
まだ勝てていないトレードは余計な事を考えて余計な事をして死にますよね。
この余計な事をしない為にも自分の中に1本芯を通す感じで目線を固定する。
売りかな?買いかな?どっちもで相場を見ているとFXの学習においても正しい事が出来ない事が多々あると思いますし、正しい学習から反れてしまう可能性もある。
FX学習中であれば目線を間違ってしまうこともあると思いますが、それは学習を続けて養っていけばいいので、目線を固定して実際には反対方向であったとしても何故なのかを考えて徐々に修正していけばいいので、あれもこれも考えるよりも数倍早く成長しますし、勝率も高くなります。
ちょっと慣れてくると上手い振りしてあれもこれも考えたくなるんですが、ここは1本芯を通して貫いたほうがいいんじゃないでしょうか。
いつだってブレない。
意外と難しいですが、これも日々継続して体に染み込ませて呼吸と同じくらい自然に考えずに出来るくらいになりましょう。
FX目線の切り替えタイミングを相場解説
では具体的に今回目線切り替えタイミングについて相場で考えていきます。
私がこの時に陥っていた問題点についても恥ずかしながら触れます。
環境認識
ここはブレずにいつも通り。
お付き合いするならお友達から。
FXやるなら環境認識から。
4時間足
上昇トレンドの高値からかなり急角度で戻しなく下降してきた相場。
上昇FR61.8%を境に暫く横這いのような値動きをして、結果として下に抜けてきた所。
4時間足だけを見るとかなり下降が強いので安易に買いをすると死にそう。
ただ直線的にかなり下げて来た先の先でもある。
いつ大きめの戻しが発生するか分からないので、強い下降トレンドだからと言ってまだまだ売りだぜ!っていうのも危なそう。
1時間足
明らかな下降トレンド。
現在の状況において1時間足ではフィボナッチリトレースメントやフィボナッチエクスパンション、エリオット波動、トレンドライン、200MAなどツールとして参考になるものが見当たらない。
下降に対してFR38.2%まですら全然戻さずに下降して来ているので売りが強いのは分かる。
ただ、4時間足と同様にかなり下げて来た先っぽであり、いつ大きめの戻しが発生するか分からない。
直前では安値から長めの下髭で反発して、下降分を若干強めに戻している。
そこには何があって何が起きている?
4時間足と1時間足ではそこに何があるかが分からないので、参考として日足を確認します。
日足で見るとFRを当てる波としてはちょっと微妙な気がしないでもないですが、最安値から最高値に当てると現在地というのはFR50%に達した所。
FR50%があるからどうなんだという数値だけの信用性でいうとそこまで高いわけではないです。
FRで信用性があって重要なのは38.2%と61.8%。
ただ、事実としてFR50%からは反応をして若干上昇している。
FR50%で無いにしても反応している事実に基づいてこの相場を見なければいけない。
私の問題点
日足FR50%から強めに反発した相場での私のシナリオにあったのは「よく分からない」ということ。
一応シナリオ内にFR50%が有ることは認知していました。
ただ、シナリオを振り返るとFR50%から反発した事実というのに対しては全く触れていない。
この相場で見るべきポイントはこれ以外に無い。
そりゃ「よく分からない」という見解になりますよね…。
確かにそこまで重要な数値では無いにしても事実を無視している。
これは明らかな私の問題点。
未だに大事な事を見逃していたわけです。
エントリーポイント
日足FR50%から明らかに1度反応して上昇している。
その後で考えられる事は4時間足、1時間足でもかなり強く下降してきた先っぽであり、数値としては微妙ながらFR50%から反発しているので、日足50%を割っていかずに反発するのであれば信用性が高いので、そこからは買い。
5分足に日足FR50%ラインに水平線を当てています。
反発からまたジリジリと下降して来ました。
そして日足FR50%で再度止まって直前の下降分を全部戻す上昇が発生。
この時点でもう売りは無しで決定。
ここが目線の切り替えポイント。
V字から下げないのを確認して買いでエントリー。
先生の解説では最安値からの強い陽線を確認してのエントリーが一番良いエントリーポイントではあるのですが、恐らく今回の大事な事を見逃していなかったとしてもどこでエントリーすればいいのかが私には分からなかったと思うので、上昇したのを確認してからの買いがやりやすかったんじゃないかなと思います。
FX目線の切り替えタイミングを掴むならシンプルに出来る事だけをやる
必要の無い事を無駄に考える。
大事な事があるのにも関わらずそれを見て見ぬ振りして難しくする。
相場状況によってこういった思考に陥ることが多々あります。
分からなければ分からないなりにトレードしなければいいのですが、FX学習の身として大事な事が見えていないというのことが最大の問題点。
ひとつの事が見えていればすべてはシンプルにスムーズに事が進む。
FXで目線の切り替えタイミングだけでは無く、すべてここに集約される話なんじゃないかと思います。
ただ大事な事を見逃さないようにしよう!と思ってだけいても何も生まれない。
細かな事から目を逸らさずにコツコツと積み重ねて行くしかない。
相場状況によって目線を固定し、勝てる手法の基で何があるのか、どうなっているのか。
これらを改めて不器用なら不器用なりに今からシナリオや学習に組み込んで相場と向き合っていこうと思います。
さあ今日もFXの学習頑張りましょうね!