2020年9月15日ポンド円。
水平線1本のみをチャートに当ててFXトレードで50pips利確。
どこに水平線を当てていいか分からないということが無い相場。
それにはちゃんとした意味があります。
キーワードは「思考をシンプルにする道具」。
FXで大事な1本の水平線
無料で誰でも使えるFXツール「水平線」。
トレーダーの中にはチャートにこれでもかっていうくらい水平線を使っている場合がありますが、そこにはちゃんと意味があるんでしょうか。
まずは意味のある水平線についてお話します。
水平線について
FX勉強会では水平線の手法というのは実は取り扱っていません。
この理由については先生のyoutube動画やブログでも触れられているのでそちらをご覧ください。
では水平線の手法を取り扱っていないから水平線を使わないのか。
それは違います。
そもそも水平線をどういった場面で使っているのかというのがとても大事。
FX界隈ではサポートやレジスタンスに対して水平線を使ったりというのが結構多いんじゃないかと思います。
最近思うのはこれには結構トレーダーによっても大なり小なり誤差があるんじゃないかということ。
時間足によっても違いますし、ヒゲなのか実体なのかでも違ってくる。
水平線は相場を視覚的に分かりやすく判断するためのラインでしか無い。
フィボナッチリトレースメント
FX相場の押し戻しの深さを測るツール「フィボナッチリトレースメント」。
FX勉強会で使われるメインは38.2%と61.8%。
なぜこの二つの数値なのかは単純に相場に作用しやすいから。
それ以外に理由を考える必要はありません。
ただ、フィボナッチリトレースメントもトレードにおいての判断材料の一つにしか過ぎない。
進研ゼミという勝てるトレード手法「38.2%タッチ」もありますが、基本的には大事な数値まで来てどうなるのかを見るというのが正しいFRの使い方になると思います。
使ってみると分かりますが、FRは起点から終点に当てるとその中にラインと数値が表示されるのですが、このラインは言い方によっては水平線でもあります。
誰でも同じ水平線
FXの王道はトレンドフォロー。
上昇トレンドであれば買い。
下降トレンドであれば売り。
多くのトレーダーが同じようにそれを認識出来るからそれに追従していく。
だからレートが動く。
この概念は水平線でも同じだと思います。
個人個人が誰も当てないような水平線を使っていても一切作用しない。
誰でも同じ所に当てる水平線だから相場に作用する。
どんなFXツールでもルールが大事
水平線でもフィボナッチリトレースメントでもFXツールすべてにはルールが必要。
FX勉強会のフィボナッチリトレースメントであれば、なぜその起点と終点にフィボナッチリトレースメントを当てたのか。
なんとなくではダメ。
FRに関してだけ言えば、全体的な値動きの波を意識して使うか、実際に作用しているかを見て使う。
ルールを基に先生の解説などを繰り返し見返してどういう時にどういう波に対してツールを使っているのかを考える。
分かりやすい相場の時は初心者でも熟練のトレーダーでも同じようにツールを使えるのですが、そんな分かりやすい相場ばかりでは無いので、どんな状況でも正しいツールが使える訓練をしなければどんなものもダメになってしまいます。
ルールが無ければこの思考すら出来ない。
水平線1本では勝てない
ちなみに水平線1本ではFXでは勝てません。
FXで最も大事なのは「値動き」。
過去の出来上がったローソク足の集合体=値動きからちゃっと先の未来を予測してトレードする。
今回の相場では水平線1本がとても作用しているのですが、他の相場でもそうなのかと言えばそうでもない。
なので水平線1本だけで勝ち組になろうなんてことは考えない方が良いです。
もっとFXで大事なものをしっかりと見つめた方がいい。
聖杯探しは終わりにして地に足付けてFXの学習をしましょう!
水平線1本のみでFXトレード50pips
それでは具体的に水平線1本でのトレードを解説します。
どこに水平線1本当てたのか。なぜなのか。
環境認識
いつも通り。
お付き合いするならお友達から。
FXやるなら環境認識から。
4時間足
4時間足では直近は直線的なかなり強い下降。
こんな相場で安易に買ったらすぐに死んでしまう。
直前では上昇FR61.8%に到達して若干レートが停滞しています。
上昇の押し目候補として61.8%は38.2%と同様にとても意味のある数値なのでもちろん警戒しなければいけない。
でも相場の流れは明らかなかこう。
ここからどうなるかを見たい所です。
1時間足
1時間足では下降トレンド。
直前では直線的にレートが下降しているので明らかに下降が強い。
ただ安値で何度かレートが抑えられて若干反発しており、安値も若干切り下げた所。
下降に対してのFR38.2%すらも全く戻していないので、1時間足での現段階ではやっぱり売りが強いんじゃないかと思います。
ただ明確に安値を抜けたわけではないので様子見が必要でもあります。
目的地
1時間足での環境認識では強い下降トレンドで戻しもかなり浅くまだまだ売りが強いんじゃないかということでしたが、直前の値動きだけを見ると上に行ったり、下に行ったりで良く分からないというのが正直な所。
実はここに水平線を1本当てると相場自体がかなりクリアに見える。
高値からグイグイと強く直線的に下降して来ており、強い下降ではあってもいつまでも続くという事は無く休憩を挟んでその後どうなるかという相場の原理があります。
この相場での一旦の目的地として考えられるのが4時間足で当てていたFR61..8%。
FR61.8%に水平線を1本当てると、1時間足で安値付近で上下していた理由が分かります。
明らかに61.8%が意識されて効いているということ。
FR61.8%を境に上に行ったり、下に行ったり。
ということは目的地で横這いになっていることが明確。
いくら強い下降だからと言って勢いよく下げて来た先っぽで目的地にまで到達している中での横這い。
安易には売れないということが分かります。
シナリオ
目的地の概念と直前の値動きから上下にレートが振れているのはレンジのような横這いなんじゃないか。
ということは戦力としてはレンジ戦略。
レンジ戦略の基本は上限から売り、下限からの買い。
ただ、今回の横這いで明確なのはFR61.8%。
なのでFR61.8%で止められて上に行くようなら買い、下に行くようなら売り。
この戦略を遂行するためにはFR61.8%に絶対に水平線を1本当てなければいけない。
エントリータイミングから利確
5分足です。
高値からFR61.8%を強く下抜けて来ましたが、安値からFR61.8%まで一気に戻してきました。
ここで何度もFR61.8%より下でレートが抑えられるのであれば売り。
逆にFR61.8%で抑えられずに上に行くようなら買い。
実際には若干FR61.8%を上抜けた後に出たのが、小さなエリオット波動。
5波を付けて陽線でグッとFR61.8%から上に顔を出した時点で、これは上だと判断しエントリー。
利確はもちろんレンジ戦略に沿って高値の上抜けという妄想を抱かずに高値付近までで50pips利確しました。
FXで水平線は勝つための思考をシンプルにするための道具
今回ご紹介したトレードの肝。
強い下降での目的地に到達したその後どうなるかを待っている段階。
勝てる手法を基にトレードの参考に出来る唯一の数値での水平線を軸にしたトレード。
過去にも同じような相場は多くあります。
そういった時も同様に水平線1本でトレード判断を下していました。
水平線というのはトレードに際して思考をシンプルにするための道具なんだと思います。
もちろん相場状況が違えば最適な使い方をする。
水平線でも何でもそうですが、要するに使いどころなわけですね。
FXでトレードをする上で正しくシンプルに見れていれば勝てるようになると思うのですが、そうなるためには絶対的な学習量が必要。
勝てる手法を持って、正しい学びを積み重ねれば誰でもいつか成れる。
天才である必要は一切ない。
私たち凡人でもFXで勝つためのシンプルは手に入れられる。
これはとても嬉しいことです。
いくつもドリルは目の前にいつだって現れます。
逃げずに諦めずに楽しく立ち向かって成し遂げましょう。
さあ今日もFXの学習頑張りましょうね!