FXの先生から面白い企画が・・・!!
それは、各自指定された日付の相場分析をして、後日、FXの先生が答えを提示してくださるというもの。
これはやらない理由はありません。
余談ですが、私はケーススタディを丸2年休まずに毎日コツコツと一日に1、2ケースずつFX勉強会に投稿し続けました。
1日にたったの1、2ケースでも塵も積もれば山となるで計1000ケースは軽く超えていますし、FXで毎月利益を残すことができるようになってきました。
ちなみに、Forex Testerは一度も使ったことがありません。
私のようなカスがFXで勝てるようになるにはこれくらいやるのは当たり前(最低限のこと)だと思っていますし、FX勉強会には私なんか比較にならない努力をされている人も大勢います。
さて、しょうもない武勇伝(笑)はこれくらいにして、さっそく宿題を解いていきましょう!
まずは2020年5月21日のポンド円から分析する【FX検証ソフトを使わない練習法】
5分足のエントリーポイントを抽出
2020年5月21日ポンド円の5分足がこちら。
5分足だけでは買いと売り、どちらが正しいのかよく分かりません。
個人的には、買いでまっすぐに上昇してきたところを取りたいと考えます。
上位時間足の環境認識に移ります。
4時間足
4時間足では2000pipsを優に超える下降が目立ちますね。
その後は200MAまで戻してきて、横ばいに近い値動きで下がってきています。
ここでまずやることは、
とりあえず目立つ下降にフィボナッチリトレースメント(FR)を当てますね。
重要な数値のFR38.2ではひげ先ピッタリで効いていますが、次に重要なFR61.8には到達せずに中途半端な位置から下がってきています。
この上昇の起点にフィボナッチエクスパンション(FE)を当ててみると、
FE100.0が明確に効いており、そこから下がっています。
FE100.0は普段使う数値ではありませんが、この価格帯に抵抗がありそこから下がってきているということは分かりました。
FE100.0に抑えられてからの値動きを見ると、かなり時間をかけて下降してきていることが分かります。
目立つ下降の力が続いているのであれば、ここまで時間をかけることなく下がってくるはずです。
ということは、もしかするとすでに下降の力は削がれてしまっているのではないか?ということが考えられます。
また、下降の起点にフィボナッチエクスパンション(FE)を当てると、
FE161.8ピッタリで止まり反発していることが分かります。
さらに、エリオット波動的な値動きで下がってきており、しかもエリオット波動の第5波まで終了しています。
おやおや?という感じですね。
続いて1時間足を分析します。
1時間足
1時間足では、全体的には売りの力が強いように思えます。
これまでは200MAに抑えられるような形で下降していましたが、直近の強い上昇で200MAを上抜けてきました。
この上昇は、直近の下降の大半を時間をかけずに戻しています。
これらの値動きより、直近は上昇の力が強いのではないか?と考えられそうです。
大事なのはここからです。
直前の値動きを見てみると、ジグザグの値動きでいかにも下降できないような値動きに見えます。
さらに、この上昇にフィボナッチリトレースメント(FR)を当てると、
FR38.2ピッタリで止まっているではありませんか!
これらより、5分足で根拠が揃えば買いを狙う局面であるということがわかりました。
最後に5分足を見てみます。
5分足
5分足でも下降の力が強いように見えます。
が、環境認識上は買いを狙うことができそうなので、買いの根拠を集めたいです。
下降の起点にきれいな谷があるのでフィボナッチエクスパンション(FE)を当てることができそうです。
すると、FE161.8ピッタリで止まっていることが分かります。
FE161.8で3度止まったのを確かめて買って200MA付近まで取るか、上昇したのを確かめて押し目からFE161.8付近まで取る買いができそうです。
ちなみに、私はリアルタイムで見ていて、200MAを超えてきた上昇の戻しから買いました。
根拠はエリオット波動5波まで終了+トレンドライン。
上昇した先なので欲張らずに20pipsピッタリで利確しました。
続いて2020年6月30日ポンド円を分析する【FX検証ソフトを使わない練習法】
5分足のエントリーポイントを抽出
出来上がったチャートだけを見ると、買い一択です。
この上昇は取りたいですよね。
5分足だけを見ると根元で買えそうですが、上位時間足の環境認識はどうなのでしょうか?
4時間足
嫌な相場ですね。
チャート中央に位置する1000pipsを超える上昇が目立ちます。
当然この上昇の押し目から買いたいと考えるのが普通ですが、それに反してかなりの割合が戻されています。
この値動きで訳が分からなくなります。
とりあえず、目立つ上昇にフィボナッチリトレースメント(FR)を当ててみます。
しかし、FR61.8も下抜けており、フィボナッチリトレースメント(FR)の数値は参考にすることができません。
フィボナッチエクスパンション(FE)も使うことができないし、さて困ったどうしよう。
相場の特徴として、
前回買われた(売られた)ポイントでは、再度買い(売り)が入りやすい
というものがあります。
今回の相場も、前回強い買いが入ったポイントで明確に止まっていることが分かります。
あれ、もしかするとここから上昇するのでは・・・?ということが考えられそうです。
ただ4時間足だけでは根拠が薄いので、続いて1時間足を分析していきます。
1時間足
1時間足は、下降トレンドですね。
パッと見ではとても買える相場状況ではないように思えます。
この相場では、インジケーターではなく値動きをよく観察することが重要だと考えます。
逆にインジケーターに振り回されると、こういう相場では痛い目を見ることが多々あります。
全体的には下降トレンドなのですが、図のように大まかに3つの局面に分けることができそうです。
頂点からの1発目の下降が最も強く、徐々にその力が削がれていることが分かります。
特に「4時間足の前回買いが入ったポイント」に達してからの下降は横ばいに近く、やっとこさ下げてきたような値動きに見えます。
これらの値動きを見て、「下降トレンドとはいえ、安易には売れない。」ということが考えられます。
しかも、4時間足の意味のあるポイントで3度止まっています。
これらの値動きを見て、「これ以上は下がっていかないのではないか?」という予測が立てられそうです。
逆に5分足でパターンになれば買いを考えたい局面です。
ということで、5分足に移ります。
5分足
5分足で見ると、「4時間足の前回買いが入ったポイント」で明確に止まっていることが分かります。
しかも、相場様が大好きな3度目の正直ではありませんか!
さらに小さな3度目の正直まであります。
ここまで待つことができれば、安心して買うことができそうですね。
ちなみに、私もこの局面で買いました。
買いたくてウズウズしていたので、3つ目の3つ目まで待つことができず少しフライング気味のエントリーになってしまいましたが・・・。
自信のあるポイントだったので、少し長めに保有して4時間足の200MA(直近高値)で利確しました(140pipsくらい)。
次回の動画で答えが発表されるそうです。
いきなり答えを見るのではなく、先ずは自分で解いてみることで色々な気づきが得られますよ!