FXの初心者の9割以上が余計なことをして負けて相場からいなくなります。
- つい余計なことしちゃう。
- 分からないのにポジポジしちゃう。
- とにかく負けて辛い。
- もう引いてます。自分に。
なんて人達はFXのプロからすると「養分」という酷い呼び方をされ、お金だけ永遠とむしり取られます。
誰もが望んでそうなっているわけではありませんが、この養分をいち早く脱しないといけません。
脱・養分思考です。
今日はFXで余計なコトをして負ける養分トレードを防ぐ対策をご紹介します。
FXで余計なコトをして負ける養分トレードを防ぐ対策
分からない所には絶対に手を出さない
FXでとにかく負けないためには「分からない。」を明確にすることです。
- 何故まだ分からないと言えるのか
- どうなったら分かると言えるのか
この2つをパパって頭の中で考えて口頭で説明できるようにならないとミスは必ず起こります。
FXの裁量トレードは人間が行うモノですからね。
なので対策としては、この分からないをどれだけ明確にできるかが鍵です。
逆に「分からないことなんてない。」なんて初心者時代に思い出したら死亡フラグです。
プロですら分からない相場というのは全然あります。
分からないから手を出さないと明確に判断できることは立派なプロの戦略です。
正に仕事としてFXでご飯を食べている人の考えなので是非参考にしましょう。
自分が必要としている情報が現れなければフル無視
相場において「分からない。」を明確にしたら次は、
「あなたは今どの情報を必要としているのか?」
という自問自答が大切になってきます。
- 今の相場でこの高値を抜けて乗っかったらとか、
- この気になる安値を抜けたらとか、
その時その時によって求めている相場の情報というのは異なりますが、
それら以外の違う値動きはフル無視しないといけません。何があっても無視。反応した時点であなたの負けです。
何故なら今求めている値動きとは違う値動きはノイズでしかないからです。
それらをしっかりと見極められるようになるためにも日々の練習訓練が大切なんですけどね。
とにかく自分が求めている「値動き」「チャートパターン」を頭の中に数個用意しておくこと。
あとはそれに合致した時だけトレードする。他はフル無視でお願いします。
5分足レベルの直近の値動きばかり追わない
3つ目の対策は5分足レベルの値動きに簡単に惑わされてはいけないということですね。
- 5分足レベルで上昇してるから買い!
- 5分足レベルで下降してるから売り!
では自ら養分になりにいってるくらいの激ヤバな考えです。
勉強会の先生から教えて頂いているこの手法は、4時間足1時間足を絡めたマルチタイムフレーム分析を使った手法です。
何のために4時間足と1時間足があるのかをしっかりと考えないといけません。
ですが、どうしても初心者のうちは5分足の突発的な値動きに惑わされてしまうのも気持ちはわかります。
しかし、それだといつまで経っても成績が安定しないという事実にも向き合わないといけません。
「5分足ガン見トレード」は癖になると中々抜け出せないので、早めにその自分の悪い癖に向き合う必要があります。
まずは4時間・1時間で自分がどこでどういう風になったらエントリーしたのかを考え、その部分にレートが来たときだけ5分足を見ればいいくらいの気持ちでいるのがいいかと思います。
本当に最後の最後見るくらいの感じが理想です。
ピコピコ動いて気にはなりますが、気にしない反応しない努力も大切です。
トレンドを否定するような値動きに注意する
最後の対策としては、トレンドを否定するような値動きに注意するということです。
大前提として相場の未来は予測できません。
直前までは明らかに買いが優勢だったのが、いきなり滝のごとく逆行して落下していくこともあります。
しかし、そのような相場が訪れる前には基本的には予兆が現れます。
よくあるのがV字上昇・逆V字下降ですね。
これらの値動きがあった場合は、「うん?」と警戒するスイッチを入れないといけません。
もちろん基本的にはトレンドフォローなのですが、流れが変わるかもの値動きが出た時は何も考え無しでテキトーにトレードしていると間違いなく痛い目を見ます。
- ちょっと値動きがおかしいから買うにしてもここまで到達してからにしようとか、
- 売るにしてもこの値動きが出たら今すぐは怖いから様子を見ようなど、
トレーダーとしてのアンテナをビンビンに立てて警戒しておく必要があります。
そこでアンテナが機能していない人からやられるのがFXというゲームです。
先生がよくいう「何ももの考えずに売ったり買ったりできる所じゃないですから。」という言葉が後から染みてくることにもなるので、
トレンドを否定するような値動きには早く気付き早く次の一手が出せるように注意しておきましょう。
FXで養分にならない為のリアルトレード実践編
それでは最後に養分にならない為のリアルトレードを一つご紹介します。
2020年7月第3週のポンド円チャートです。
4時間足の環境認識
まずは4時間足の環境認識からです。
4時間足は上昇のFR半値付近から急上昇していきましたね。
で、その上昇は前回大きく下降した付近、下降のFR半値付近が重なる場所まで上げてきて一旦少し下げました。
そこから高値も切り下げて横ばいに下降するような形に。
上昇相場の上げた先なので、うかつに売りもできませんが、買うにしても慎重になりたいような相場ですね。
何故なら「既に上げた先」にいるので。
買うならなるべく下の方から、売るならなるべく高い所から売らないともう危険なエリアです。
メリハリが大事。
それでは次に1時間足を見ていきましょう。
1時間足の環境認識
1時間足の環境認識です。
現在はエリオット波動でカウントすると4波にあたるジグザグの波ですね。
直前に直近の安値付近を試す値動きがあったのですが、急上昇でその下降分が全て戻されていますね。
これは「押し目買いや!」と思いたい所なんですけど、直前の高値付近が一気に半分近く戻されていますね。
4時間足ではひげにもなっていますし、買うにしても確認が必要です。
既に上げた先でおいしい所はもう終わっていますので。
こういうモタモタ流れについていこうとするとやられるパターンがあるので注意が必要です。
押し目買いが基本なんですけど、最後まで値動きを見てトレードしないといけません。
5分足の環境認識
それでは最後に5分足の環境認識です。
5分足で見ると直前の戻しの強さが際立ちますね。
もちろん「押し目買い」を狙いたい場面です。
しかし戻しが深いので、買うにしてもすぐには買えないですね。
200MAもあるのでなんだか買えそうな気もしますが、やっぱり戻しが明らか強いので怖いです。
で、じっくり値動きを観察しているとどんどん買いではなく売りが濃厚な形になってきました。
直前で目立つ高値を試す値動きもすぐに強い陰線で否定されていますしね。
極めつけは200MAを下に抜けた後の直前の安値を試す動きで勝負あり。
そこから皆様の期待を裏切るような下降の流れに発展しました。(裏切られるときは伸びる傾向アリ)
こういう値動きはポンド円でよく見られるので、直前の5分足だけの値動き振り回されてはいけません。
それは養分思考ですからお気を付けください。
勉強会の先生がいつも言われている値動きの意味を考えれば、この相場も「なるほどー。」と思う相場でした。
こういう売りが取れると一皮めくれそうな気がします。(取れてない身分としては悔しいの一言)
めげてもしょうがないので今日は今日で新しい相場で取れるように一緒に頑張りましょう!
ここまで勉強お疲れ様でした。