2020年8月31日ポンド円にてリアルトレード。
2時間半で60pips利確。
トレードをする上でやるべき重要な要素が入った相場でした。
今回は当日の環境認識からシナリオ、トレードするまでの値動きまでを具体的にお話します。
キーワードは「分からないものは分からない」。
FXリアルトレード60pipsの要点
まず先に今回トレードの要点を5つお話します。
- 様子見
- 決め手
- タイミング
- サッと取る
- 振り返り
様子見
FXでトレードする際に重要だと思っていることが「様子見」。
様子見をしている時というのは正直売るのか買うのか分からない相場。
売るのか買うのか分からない相場で分かったふりしてトレードをしてしまうと値動きに振り回されてしまいます。
そうなるとお祈りすることしか出来ませんし、気持ちが穏やかではいられない。
そうなってしまうと基本的に私の場合は余計な事をし始めます。
ちょっとした値動きに翻弄されて、変な所で損切りしたり、無駄なナンピンをしたり。
こういう無駄な事をトレードではしたくないので、分からない相場では絶対に様子見をします。
過去にもロクな事が無かったので…。
決め手
FX相場はいつでも分からないのかと言えばそんなことはないです。
分からないから相場の方向性が分かる決め手となる値動きがある。
ただ分からないには2つのパターンがあると思います。
本当に分からない相場とまだFXの学習が進んでおらず分かると分からないが分からない。
後者はとにかく学習をして分かる相場を分かるように訓練しなければいけませんね。
決め手とは何なのか。
相場の方向性が分かる値動きが決め手。
この決め手が出るまで待つ。
具体的な決め手の一例は後程の解説でお話します。
余談
ちょっと余談をします。
先生のツイッターやヅイッターでは毎日FX勉強会に参加されている方のお便りが投稿されているのですが、ある方のお便りの中にこんな内容がありました。
「座談会の中で1年分のCS(ケーススタディ)が終わったので退室します。と言う方が居ました。」
これは私の中では衝撃でした。
CSはFX勉強会ではお馴染みのFX学習方法なんですが、1年分をやるのは結構な労力が要ります。
それを1回の座談会(数時間)の中でやるのはさすがに凄い。
その方は間違いなくFXで現在勝たれていると思います。
衝撃と同時に自分の学習努力がへなちょこであると痛感し、更に学習しなきゃという刺激になりました。
そんなに大変な学習をしなきゃいけないだーと思うかもしれません。
ただ、正しい手法を先生に教わってこれだけの努力をすれば勝てるようになるという実績なので、私たちFX学習者はただ多くの努力をすればいいだけなんです。
才能は必要無い。
あなたの努力次第。
出来ますよね?
タイミング
相場の方向性が分かる決め手が出ればあとはエントリーするタイミングを計るだけです。
タイミングはFXの王道「押し目買い、戻り売り」。
決め手が出たからすぐにエントリーしちゃえ!では高安値掴みになります。
そうなるとエントリーした瞬間から含み損を抱える可能性があります。
含み損を抱えた時って不安になりますよね。
そうなるとまた余計な事を考えて変な事をしてしまいそう。
なので、決め手を待って更にタイミングを待つ。
タイミングの精度を上げるのは学習あるのみなんですが、ある程度の戻しや押しが入ったら勇気を持ってエントリーするというのは大事かもしれません。
せっかく様子見から分かる決め手が出た後なので。
サッと取る
トレーダーによって利確のタイミングは異なると思います。
また相場状況によっても異なる。
でも基本的にはサッと直線で利益を取った方がいいんじゃないかと私は考えています。
エントリーして思っていた方向に相場が動いてくれたら、事前にこのくらいまでという目標を相場状況によって考えて、そこまでの値動きを確認する。
そこらへんまで値動きが直線的に来たらサッと利確する。
思っていた方向に相場が動いてくれたんだったら利益を伸ばせばいいじゃん!と思うかもしれませんが、どこまで行くかというのは誰にも分かりませんし、サッと取ることで保有時間も減り、トレードのストレスも格段に少なくなります。
基本的にはサッと取り、FXの学習を続けることで伸ばせる相場だと判断出来るようになればその時は勇気を持って伸ばせばいい。
振り返り
トレードを行った後は振り返りをします。
そのトレードは妥当だったのか。
エントリーポイントは正しかったのか。
なぜそこではレートが伸びずに、そこではレートが伸びたのか。
これは今後のトレードに生かせる大事な学習なので勝ったからおしまいでは無く、常に成長するためには何が必要なのかを考えて、その1つとなる振り返りをするようにしています。
FXリアルトレード60pipsの具体的解説
まずは環境認識から始まり、シナリオ、途中の値動きをその都度の思考を順に解説していきます。
環境認識
4時間足
4時か何市では誰がどう見ても上昇トレンド。
戻しも浅くグイグイと強い上昇。
前回下降したレート付近で横這いのような値動きでしたが、下降出来ずに強く上昇して高値も切り上げています。
日足で見ると現在の高値付近には下向きのトレンドラインなどがあり、高値から若干の下降はしていますが、基本的には買いで考える方が有利なんじゃないかという局面。
1時間足
1時間足では直近は安値から戻しが浅く強い上昇。
直前で高値付近から1時間足で見ると結構強めな下降で、直前の上昇を全部戻しているように見えます。
ずっと上昇してきた上昇の先っぽでもあり、日足レベルでの下向きトレンドラインという若干意味のありそうな所からの下降であることを考えると積極的に買っていくのはちょっと怖いなと思えます。
ただ、あくまで明らかな上昇相場であり、下降する明確な根拠が見当たらないのでまだ買いなんじゃないかという印象です。
シナリオ
4時間足1時間足での分析では戻しの浅い強い上昇なので買いなのかな?
でも日足のトレンドラインもある所から実際に1時間足レベルでは若干強めに下降もしており、上昇した先の先なので積極的にまだ買っていくのは怖いな。
と言うことはしばらく様子見をしなければいけないと思っていました。
それを踏まえた上でのシナリオは3つ。
- 安値から反発上昇しているので、押し目からその高値を抜けた所からの小さな戻しから買い
- 横這いな値動きになるなら様子見
- 安値を1時間足レベルで切り下げるなら戻しを待ってから売り
値動きの途中経過
朝チャートを見たときの段階。
週明けでレートは若干上昇しました。
その後は高値から割と強めに下降してきた所。
この時点ではまだ何も分かりませんでした。
シナリオでいう所の様子見。
夕方6時頃の段階。
横這いのような値動き。
この時点でもまだ何も分からない。
なので様子見。
200MAで支えられるような形で上昇して来ました。
直前の高値を若干抜けていそう。
1時間足の確定でもローソク足実体では若干抜けている。
この時点が私の中では決めてとなり、買いをするという判断をしました。
もちろんレートが伸びた先では買いません。
押し目を待って買う。
後は押し目を待つだけです。
リアルトレード
後は押し目を待って買いたいんですが、どこで買うかという問題。
直前の値動きとして画像のようなトレンドラインが引けそうだなと思っており、そのトレンドライン付近から反発したら買おうという決断をしていました。
そしてそこまでレートが来て、グッと陽線で返された所からエントリー。
その後は順調に上昇しました。
利確目標としては前回1時間足レベルで強めに下降した高値が気になっていたので、その付近まで20pips~30pips取れればいいなと思っていました。
その後どうなったかというと画像の通りです。
順調に上昇して行くかと思いきや建値付近まで下降してきました。
あれ?とは思っていましたが、手仕舞いすることは考えていませんでした。
その理由としてはしっかりと高値を抜けているから。
方向性が変わる根拠はまだ明確に出ていないと判断し、この下降が本当の上昇の押し目という認識に切り替えて陽線でグッと伸びた所で再度エントリー。
その後はサッと伸びた所まで30pipsで利確しました。
合計で60pips。
振り返り
方向性が分からない中で様子見をしたのは正しかったのではないかと思いますが、1回目のエントリーはまだ明確に方向性が決まっていないとても微妙な局面だったんじゃないか。
であれば2回目のエントリーしたポイントが正解ということになると振り返りました。
これが本当に正解かどうかは先生の週間解説動画を拝見して見ないと分からないので、週末を待って答え合わせをして更に思考したいと思います。
FXでリアルトレードするなら分からないことは無理して分かろうとしない
私が今まで散々やって失敗してきたこと。
それは今回のリアルトレードでの途中経過である様子見をする所で分かったふりして当てずっぽうでトレードをする。
どんな根拠を持って分かったふりをしていたかと言うと、無理やりインジケーターなどを当てたりしていました。
インジケーターも意味のある所で意味のある使い方をしないと相場に作用しないことは分かっているはずなのに。
早く勝ちたい儲けたいという自分都合を相場に押し付けていたということです。
そんなのは相場にとって全く関係ないですし、そりゃ失敗しますよね…。
分からないことを無理して分かろうとしない。
分かるまで待つ。
FXトレードにおいてとても重要な事だと私は思います。
分からないことは無理して分からなくていいんですが、分かるところを分かるようにならないといけません。
分かる所を分かるようになるための方法はひとつ。
正しい手法を持って毎日学習を続ける事。
さあ今日もFXの学習頑張りましょうね!