先日ある方と話をする機会がありました。
その方はゴールドマンサックスでトレーダーをされていたそうです。
今では自分のやりたかった仕事をしながら、日々の娯楽などに必要なお金はFXで稼いで生活をしているとのこと。
この時に言われた一言「FX1本で生活しようとするのは絶対にやめた方がいいよ」。
今回はこの一言にどういう意味があるのかという話。
キーワードは「あなたはどういう人?」。
師匠(メンター)はFXにおける全て
FXは独学で勝ってやる。
この思考はとても危険でその思考の裏には「私なら出来る=天才か何かと勘違いをしている」というちょっとした自分への期待感があると思います。
天才は世の中の極々限られた人たち。
そんな人たちの仲間でしょうか。
ほとんどの人が凡人です。
FXで最も必要なのは師匠(メンター)です。
勝つためのすべてをメンターから学びましょう。
ではメンターからFXの何を学ぶのか。
手法
FXで勝てる手法を持っていなければ相場に向き合ってもそれはだたのギャンブル、お遊び。
しっかりとした手法を教わって訓練して相場に向き合って初めてFXで勝てるという優位性に立つことが出来ます。
その手法にはメンターがそれまで培ってきた理論があります。
その理論に基づいて作られた手法にはルールがあり、それをトレードに際してはいついかなる時にも守らなければいけない。
手法のルールを守らなければいつか痛い思いをする。
先生のyoutube動画やブログでルールの大事さというのを実体験を踏まえて投稿されていました。
正しい相場の見方
教わった手法やルールに基づいて学習を続けて行くうちにそれは使いこなせるようになっていきます。
遅かれ早かれ勝てるようになってくる。
それはとても嬉しい事ですよね。
今までFXで全く勝てなかった自分が勝てるという実感が出る。
ただ、手法やルールに基づいてトレードを行ったとしても、それが相場において良いトレードなのかというのは別の話。
手法やルールに沿ってトレードをすると相場の中のトレードとして良い場面で無い時でも勝てることがあります。
これって実はとても危険。
良いトレードでは無いのに勝ててしまうと自分の中ではそれが良いトレードなんだ!と勘違いをしてそれをそのまま続けて行くことになる。
そうするとその先はどうなるのかというと、いつか死ぬ。
なので先生は毎週の相場解説でここでのトレードは良いけど、ここでのトレードは良くないという的確な指摘を頂けます。
自分が良いと思っていたトレードを修正して頂ける。
なぜ良いトレードでは無かったのかを真剣に考える機会を貰えます。
これはとても大きく大事な事です。
やってはいけないこと
トレードで余計な事をポッと出す。
手法やルールでも無いようなファンダメンタルズやラウンドナンバー、余計なインジケーターなど。
相場を見て分からない所で心が不安になり、余計なものを取り出して取ってつける。
そこには何も意味が無い。
このやってはいけないことをしっかりと先生は訂正してくれます。
それが単純にトレーダーにとって良くない事だと先生が一番分かっているから。
余計な事をせずに考えず教わった手法やルールに真っすぐ素直に向き合いなさいということですね。
専業トレーダーにならない方が良いとメンターは言っているのか
先生はFX1本で生活するのはやめなさい。
とは一言も言っていません。
裕福で自由な生活を手に入れる方法はFXしかないと仰られています。
ではなぜ知り合いの方はそう言っていてのか。
そもそもやりたい事がそこには無い
その方がゴールドマンサックスでなぜトレーダーをやられていたのかというと他にやりたい事があってその為にはある程度資金的な自由を事前に手に入れる必要があったから。
その為の方法としてトレーダーを選んだんだと思います。
なのでその方にとってはFXは別にやりたい事では無く一つの手段だった訳です。
トレーダー時代
その方がどういった手法やルールでトレードをしていたのかは分かりません。
ただ、何面ものモニターと毎日孤独に向き合っていたとのこと。
周りのトレーダーはそれによりノイローゼや鬱病になる人も多かったし、自身も辛かったと話していました。
ナンセンス
この言葉は正確には覚えていないのですが、話の中で「ある通貨ペアは今何円だから過去から見ても今は安すぎるので…」という話をしていました。
これを聞いた時に私にはさっぱり分かりませんでした。
更にその方は過去の価格を知らないで今の価格も見ないのはナンセンスだと言っていました。
そうなんだーとは頷きはしましたが、全然気にはなりませんでした。
なぜやめた方が良いと言ったのか
これはその方の話を聞いていて私が思ったことです。
その方は人と接することがとても好きな方でした。
人との交友関係もかなり広く、多くの人から色々な事を吸収しようとしていますし、与えてくれようともします。
それによって今の自分が形成されていることを分かっていて、それが自分にとって一番大事であることを知っているような感じでした。
孤独で何面もモニターとしか向き合わずにお金を稼いでいるのはその方には向いていないというか合わないと思ったんだと思います。
だからその方にとってはFX1本で生活するのはやめた方が良いという結論。
FXはちょっとしたお金を稼ぐ手段で、それ以外は自分の好きなことで、交友関係を広げてその中でまた更に広がっていくことの方が楽しいし、大きなメリットがあると。
メンターにFXを習って専業になるのも兼業になるのも自由
メンターにFXを習って実際にFX勉強会でも勝てるようになっている方は沢山いらっしゃいます。
私もそうなりたいと思って日々学習を続けています。
正しい手法を持ってルールに沿って相場状況を把握してトレードをする。
ちょっとずつ稼げるトレーダーになる。
その過程というのは話をしたその方も同じなんだと思います。
稼げるようになった後に専業になるのか兼業になるかというだけの違い。
それは個人個人の性格ややりたい事があると思うので、それによって個人が決断すればいい事なんじゃないかと思います。
専業になるのも兼業になるのも諦めるのも自由。
ちなみに私はその方の様に人付き合いをして生活を豊かにして行こうというのは向いていないじゃないかと思いますし、最低限で十分からなという人間なのでその方の様には出来ないだろうなとは思います。
であればメンターから必死に学習させて頂いて、人に左右されずに自分を高めて行くことが今やるべき最優先の事柄であると考えています。
FXに必要なのはまずメンターに真っすぐ100%向き合うこと
ゴールマンサックスでトレーダーとしてやってきた実績のある方。
この方にFX1本で生活するのはやめた方が良いとメンターに出会う前に言われたら私はFXをやることをやめていたでしょうか。
多少なりと悩んだりしたと思います。
ただ、FX勉強会で学習させて頂いていてこの言葉を聞いた時に特に何も思いませんでしたし、むしろなぜこの方はそういった言葉を言ったのかを考えるようにしました。
私の考えとしては、やっていることは同じで、その後は人によって違うだけ。
なのでFX学習者が常にやるべきことはメンターに100%向き合ってその通りに実行し続ける事のみ。
余計な事はしないし、考えない。
本当にその方がそういった意味で言ったのかは分かりませんが、何故なのかを考える事は今回重要だと思いました。
どちらにしても今やるべきことはひとつですね。
さあ今日もFXの学習頑張りましょうね!