FX勉強会ではお馴染みの「進研ゼミ」という手法。
1時間足200MAタッチでエントリー。
フィボナッチリトレースメント38.2%タッチでエントリー。
この2つ。
ではこの進研ゼミ手法が2つ重なるとどうなるんだろうかというお話。
FXの手法としてはシンプルで初心者だろうが誰にでも最低20pips取れるようにするための検証。
キーワードは「即断即決」。
FXシンプル手法「進研ゼミ」について
進研ゼミというのは初心者でもお手軽にトレードしてサクッと20pips程度を取る先生に教わっている手法。
実際にFX勉強会でも多くの参加者さんがトレードしているシンプルな手法。
1時間足200MA
1時間足の200SMA(単純移動平均線)までレートが来たらタッチでエントリーして20pips取る手法。
4時間足でも5分足でも無く、1時間足オンリー。
この時に重要となるのが、トレンド中である2000MAの傾きとモタモタしないこと。
買うのであれば上昇トレンドで傾きのある上向き200MA。
売るのであれば下降トレンドで傾きのある下向きの200MA。
レンジなどの横這いで傾きの無い200MAでは機能しません。
また、200MAにタッチでエントリーするのが肝なのがモタモタと下がらない上がらないのを確認してからというのはNGです。
フィボナッチリトレースメント38.2%
フィボナッチリトレースメント38.2%までレートが来たらタッチでエントリーして20pipsを取る手法。
この時に重要なのが、フィボナッチリトレースメントを当てる波を時間足。
時間足については4時間足もしくは1時間足レベルでの値動きであること。
そしてフィボナッチリトレースメントはジグザグとして波では無く、直線的な値動きの起点から終点に当てた時の38.2%であること。
1時間足200MAは表示設定が同じであれば誰であってもチャートに同じく表示されるのですが、フィボナッチリトレースメントの当て方はルールに基づいていたり、波の経緯などを正しく模索しないと機能しない場合があります。
むやみやたらにフィボナッチリトレースメントを当てるのでは無く、1時間足200MAと同様に誰にでも分かりやすい波のフィボナッチリトレースメント38.2%を意識すると良いかもしれません。
迷ってしまうのはなぜか
シンプル手法である進研ゼミは実は奥が深い。
シンプルでお手軽な手法なだけに、条件を満たして200MAもしくはFR38.2%にレートが来てタッチでエントリーしてもそのまま綺麗に反応してくれる時もあれば、若干逆行してから反応する時もあります。
上位足での環境などが良くない場合には反応せずにそのまま逆行して行ってしまうという時もあります。
なのである程度の含み損は覚悟しなければいけません。
恐らくですが、私を含めてFX勉強会の参加者さんでも進研ゼミでのトレードを躊躇してしまうことが多くあるのではないかと思います。
先生も仰られていますが、FXの学習を積み重ねて教わっている手法通りのトレードで勝つことが出来るようになるとお手軽な手法ではあまりトレードしなくなるというのにはシンプルでお手軽な手法なだけにリスクを伴うという理由があるのかもしれません。
ただ、逆に進研ゼミ手法を突き詰めてどういった相場環境において20pips取れるのかを細かく値動きを考えて検証すればより精度が上がる可能性はあると思います。
こういった理由で個人的にはシンプル手法とは言え奥が深いなーと実感しています。
重なると更にシンプルなFX手法
当初は1時間足での200MAタッチでの進研ゼミ手法を記事にしようと思っていました。
過去相場を見ている中で1時間足200MAとFR38.2%が重なっている相場が合ってその時に結構レートがしっかりと反応しているんじゃないかという疑問があったのでそれだけをピックアップしてみました。
条件
それぞれの進研ゼミ条件は継続します。
1時間足200MAとFR38.2%の進研ゼミが重なった場合の条件は2つ。
- それぞれがほとんど同じようなレートにあるということ(根拠うが重なっているので当たり前なのですが、ピッタリというのはほとんど無さそうなので)
- 後にある方を優先してそっちのタッチからエントリーする
条件はこれだけです。
過去相場検証
過去相場でシンプル手法「進研ゼミ」の重なるポイントから5分足での値動きまで見て行きましょう。
2020年7月10日ポンド円
これは先に例を挙げた相場です。
1時間足では上昇トレンドでエリオット波動的には上昇3波から下降してきた所。
200MAはしっかりと傾きがあります。
FRは2波から3波の上昇起点から終点までと意味のある当て方。
(4時間足で見るとより直線的な上昇のようにも見えます。)
そしてFR38.2%と200MAのレートが近く、200MAの方が下に位置しています。
条件は揃っていそうなので、1時間足200MAにタッチしたらエントリー。
5分足に1時間足200MAタッチの所に水平線を当てます。
そこまでレートが来て前提として条件を満たしているのでタッチでエントリー。
値動きの直線で取っても30pips程度取れそうです。
2020年5月8日ポンド円
1時間足では高値から急下降した戻しの相場。
左から見ると下降してきて強めに上昇しますが、高値を超えられずに安値を切り下げた下降の局面。
200MAの傾きはそれほどありませんが下向き。
FRは明らかな直線的な値動きに当てられます。
そしてFR38.2%と200MAまでのレートにもほとんど差が無さそうです。
今回も200MAが下降に対してFR38.2%より上にあるので、200MAタッチでのエントリー。
5分足に今回も同様に1時間足200MAタッチの所に水平線を当てます。
今回も値動きの直線で取っても30pips程度取れそうです。
2020年3月20日ポンド円
4時間足で高値から直線的に下降して来て安値から反発している局面。
FRを当てるとしたらもみ合いから強い下降に転じた起点の高値から安値まで当てるのが直線的で良さそうです。
1時間足では明らかな下降トレンドで200MAの傾きもしっかりと下向き。
4時間足で当てたFRに水平線を当てると、相場全体としてこの部分では1時間足200MAとFR38.2%にあまり差はないような感じです。
(実際には100pipsくらい乖離しているのですが…。)
※200MAとFR38.2%のレートの差はその時の相場全体での差を見るのがいいかもしれません。
今回は1時間足200MAよりもFR38.2%が方向に対して上にあるのでFR38.2%にタッチでエントリー。
5分足で4時間足FR38.2%ラインにタッチからエントリー。
この時に相場はかなり値幅が大きな相場だったので、直線陰線3本でも60pips程ありました。
FXのシンプルな手法をよりシンプルにするために出来る事
FXシンプル手法「進研ゼミの重なりトレード」。
過去相場でも作用しそうな所はちょこちょことありましたが、多くありませんでしたし、細かく値動きや全体の方向性を確かめたりしないと逆に失敗sるケースというのもありそうでした。
ただ、結構綺麗な値動きでのシンプル手法が適用出来そうな相場ではエントリーから直線で最低20pips取れて相場状況によってはもっと取れるような気はします。
進研ゼミでのトレードも今回の進研ゼミの重なりトレードも相場状況や値動きをしっかりと学習して正しくツールなど必要なものを使えてこそ有効な手法になります。
過去相場などでしっかりと学習をして、実際の相場が手法の優位性に沿った値動きになれば実践してみる。
正しい手法があってもそれを正しく吸収実行出来なければ全て意味が無いということですね。
やっぱりFXは学習も成長も素直さが大事。
さあ今日もFXの学習頑張りましょうね!