FX界では「コツコツ勝ってドカンと負けることに気をつけよう。」
みたいな習わしがあります。
しかし私が教えてもらっている勉強会では、「コツコツドカンは別にやらかしてもいいですよ。」というスタイルです。
疑問な人も多いと思いますが、FX界の常識はそもそも非常識だと気づかないと大変なことになりますよ!
FXで勝てないのがデフォルトの人たちから聞いた常識を信じても無駄です。
※アフィリエイターとか、そういう人達のこと。
この記事では専業10年選手の勉強会の先生から教わったコツコツドカンへの対処法などについて詳しく解説します。
FXでコツコツドカンは悪くない!その理由について
コツコツドカンを簡単に防げるならだれも苦労しない
そもそもなんですが、FXで勝てない初心者の人にコツコツドカンをやらかすなって無理があります。
そんな簡単に防げるなら誰も苦労していませんし、コツコツドカンは初心者はやらかすものです。
逆にコツコツドカンに怯えて、何の勉強にもならないようなトレードを繰り返す方が最悪です。
目先の勝ち負けに翻弄されていては、いつまで経っても成長はできません。
コツコツドカンを恐れないでください。初心者に大事なことはコツコツドカンをやらかさないことよりも、一つひとつのトレードと真摯に向き合うことです。
やらかしても月間プラスの成績が維持できる工夫が大切
あとコツコツドカンをやらかしても月間プラスの成績は維持できます。
例えば、
+20pips+20pips+20pips+20pips+20pips+20pips+20pips+20pips+20pips+20pips
と10回勝ちが続いて、たまに-100pips負けたとします。
それでもトータルで考えれば+100pips残ります。
何よりも大事なのは勝率です。勝率が高くないと確かに「次いつ勝てるのかな。」とか不安になると思いますが、
勝率をまずは安定させるためにも、コツコツドカンは必要な過程なんです。
コツコツドカンに怯えて、目先の勝ち負けを拾っていては一向に勝てるようにはなりません。
損切貧乏が一番みっともない
浅い損切で逃げまくる人が初心者の人にいるのですが、最初の勉強期間中は負ける時はズバッと切られた方が心にも記憶にも残るので大負けする方がいいと思います。
それこそ-100pips、-200pipsとか全然いいです。
下手に-5pipsとか-10pipsとかで逃げるよりも全然勉強になります。
浅い損切で逃げて良いのは、もうエントリーポイントがある程度ズレずに固まってきた中級者から上昇者の人達がやることです。
初心者、それこそ半年1年未満の人たちがやるような事ではありません。大抵ズレますから。(経験済み)
勝ってるからいいやって、ここの課題をスルーして先に行く方が恐怖です。(そういう人結構いる気がします)
逆にズレに気づいてないのは恐怖でしかありません。(課題放棄)
仮にドカンをやらかしても全然巻き返せる
ドカンをやらかすことは怖いかもですが、それは日々のトレードがまともであれば全然巻き返せます。
たまにのドカンであれば、日々の勝率が高ければ何も問題なく取り返せます。
逆にそういうドカンは今後のあなたのトレードの血肉になりますので、むしろした方がいいです。
「最初からトレードうまかったんです!」なんて人は世の中にいませんので。
もし自分で自分のコトそう思ってるなら、死亡フラグめっちゃ立ってるのでご注意ください。
そんな人はとっくの昔に成功しているので、今現時点で何もなければ普通の人なので謙虚にFXを学習していきましょう。
ドカンドカンはでも危険!それは注意した方がいい
ただしドカンばかりやらかす人は確かに危険信号です。
それはおそらく色々な課題があると思います。
まず、
- 環境認識がダメダメ。
- エントリーポイントも厳選できていない。
- エントリー根拠も適当。
- おいしい所が終わってから動こうとしている。
など色々な問題があるはずです。
それら一つひとつの課題と丁寧に向き合わないとこの問題はクリアできません。
最初のうちは苦しいと思いますが、まずは自分の課題を見つめ直して改善するためには
- 何に気をつけるべきなのか。
- どうすれば防げるのか。
そういう根本的な所を何かに書き出してみる所からスタートするのがいいと思います。
面倒くさいですけど、そういう所からやっていかないとFXの課題は付きまといますからね。
そのためにはエントリーポイントを厳選すべし!!
そういう諸々のことを考えると、やっぱりエントリーポイントが全てなんだなと思います。
エントリーポイントはとにかく厳選して、無駄なエントリーを排除して「ここしかない!」ってとこでトレードする。これしかないんだなって。
それができてないうちは勝っていても負けていても一緒なんだと改めて思います。
エントリーポイントがズレていたら、それは負けと一緒くらいの感覚で目の前のトレードを丁寧にやること。
とにかく無駄なエントリーをたくさんして勝った負けたやってたら成長はありません。
それは自分自身で経験していますので是非初心者の皆様もエントリーポイントは厳選して、渾身の一トレードをできるように日々心掛けていきましょう。
改めましてエントリーポイントが全てです。
FXのコツコツドカンをやらかしても月間で勝てるトレードを徹底解説
それでは最後に2020年6月第4週のポンド円で、コツコツドカンをやらかしても月間でプラスの成績が出せるようになるトレードをご紹介します。
4時間足の環境認識
まずは4時間足の環境認識からです。
4時間足は全体上昇のFR半値付近まで勢いよく落ちてきて、そこから急反発。
しかし、その上昇分もほとんど戻されているような状態ですね。
ですが、微妙に前回の急上昇地点には達していないような付近で停滞しているみたいです。
どっちつかずな嫌な値動きを感じますね。
とりあえず「下げた先」「壁の前(前回反発付近)」なので、
- 戻しを待って売るか、
- 壁を明確に割った戻しで売るか、
- 明らかに強い上昇の値動きがあればそれに追従するか、
この3択が良さげです。
正直な所、まだ明確な方向性が出ていないので難しい部分ではあります。
1時間足の環境認識
続いて1時間足の環境認識です。
直前に少し角度を付けて上昇しているのが分かります。
そこまでボラは大きくないですが、角度と勢いがあるような形です。
その上昇が丁度直前の下降のFR38.2付近で押さえられているような形になっています。
角度と勢いがあるのですぐには売れないですが、
いつも通り、
- 止まった確認をして、
- なるべく右側で、
売れそうなら売りたい場面ですね。
長くは保有できないですが、どちらにしても下げた先なのでなるべく高い所から売るのが有利な相場ですね。
直前に急反発もあったので、下に行けば行くほど怖い相場になります。
5分足の環境認識
それでは最後に5分足の環境認識です。
5分足でみると分かりやすいですね。
最初の上昇が丁度1hの赤い水平線ライン(FR38.2付近)で止まっているのが分かります。
しかし、勢いがやっぱ強いのですぐには売れませんね。形的にはいい形になっているので手を出したくなりますが、証拠不十分な場面です。
その後、時間が経過し下がって再度急上昇してきましたね。
で、その上昇が又しても赤い水平線ライン(FR38.2付近)で止められて、高値切り下げながら下降していきました。
ここでエントリーすると一番安全っぽいですね。
下げた先なので、なるべく高い所から売るとより安全です。位置関係の把握はドカンをやらかさないためにも大切なことです。
このようなトレードを、
- 丁寧に
- 確実に
- 週2,3回
できていれば、たまに大きくドカンとやらかしても月間でプラスの成績が出せます。
あまり変な欲を出さなければたどり着ける境地なので、目の前の一つひとつのトレードに集中しましょう。
ここまで勉強お疲れ様でした。