FXは素直に学べば誰でも勝てるようになる!
教わっている先生のやっていることをそのまま真似てみる。
それをやり続ける。
ということで今回は先生の相場解説での言葉から億トレーダーの思考を深く考えて行きます。
キーワードは「思考を具現化しよう」。
億トレーダーの思考とは
2020年8月第1週の先生による相場解説でこんな言葉がありました。
「ここまでの流れで買い目線に切り替えていいんだろうか。僕はこの時迷ってました。」
「そもそも何もしなくていいんじゃないか。」
これです。
これだけだと意味が分からないですよね。
私なりに一つ一つ分解して考えて行きます。
エリオット波動
お馴染みのエリオット波動です。
これについては説明不要ですね。
では今回の相場でのエリオット波動をまず見て行きましょう。
2020年7月30日付近ポンド円。
4時間足。
直近の上昇にエリオット波動を適用すると綺麗な上昇5波。
安値から突発的な上昇で1波、2波がジグザグ、一番力強い3波、4波がジグザグで1波の高値付近で止まる、再上昇で5波。
エリオット波動5波の後に考えられることは3つ。
- 下降
- 横這い
- 上昇
今後相場はどういう値動きをするかは誰にも分からない。
下降という事実
1時間足。
上昇エリオット波動5波から強めの下降が発生しました。
強めというのは感覚的ではなく、4波から5波にフィボナッチリトレースメントを当てるとFR61.8%まで一気に下降しているから。
強めの下降が発生したということは上昇5波が終わったんじゃないかと考えられます。
あくまで「じゃないか」という仮定です。
戻しから再下降する?しない?
上昇エリオット波動5波が終わった。
というより強めの下降が発生した時にトレーダーが考えることは戻しから売りたいということ。
とりあえず大きな時間足での流れはそれまで買いが強く上昇して来ました。
なのである程度深めの戻しがある可能性が高いので、下降FR61.8%くらいまでは待つ必要がありそうです。
もちろんそこに至るまでの下位足での流れは重要です。
上昇が強ければ下降FR61.8%まで一気に戻してくるので、そうなれば売るのは難しくなります。
上昇が強くないなら時間を掛けてジリジリとFR61.8%まで戻してくるので、そうなれば更に子kまかな値動きを確認して売る。
強い上昇は再度高値を試す
強い上昇の際は再度高値を試す可能性がある。
必ずしもそうではないですが、頭に入れておく必要はあります。
これについては例を過去の相場で見てみましょう。
2020年6月23日付近ポンド円。
直近は高値から強い下降。
そしてフィボナッチリトレースメント50%付近であり、前回浅い戻しの強い上昇に転じたレート付近から若干強めに上昇しています。
ちなみにその前にフィボナッチリトレースメント38.2%でもピッタリと効いているので、次の50
%っも効きやすいのではないかということもあり、意味のある所からの上昇。
ただ、直前はかなり強めの下降ということもあり再度安値を試すことは十分に考えられます。
そして実際に再度安値を試していますね。
今回は安値で3度止められてその後は上昇に転じました。
FX億トレーダーの「何もしない」思考順序
相場を見て順序立てた思考を考慮した結果である「何もしなくていいんじゃない?」。
これを細かく見て行きたいと思います。
下降せずに上昇
戻しから再下降ということを事前に考えていました。
直線的な下降が発生して直前は強い上昇局面だったので、深めの戻しFR61.8%まで待つ。
実際には安値から時間を掛けて波を作ってようやくFR61.8%付近まで達しました。
ということはこの時点では買いの力よりも売りの力のが強いんじゃないか。
ここまでは分かります。
ただ、ここから強く下降して下降トレンドに転換するかどうかまではわかりません。
そしてその後はどうなったかというと安値を切り下げられずに1時間足レベルで安値付近で3度抑えられて直前下降を全部戻して更に高値を若干上抜けました。
高値付近でどうなるかを見たい
上昇が強い相場では一度強めに下降したとしても再度高値を試しに行く可能性がある。
という話をしました。
ここでも直近というのは強い上昇トレンドであったので、意味のある所から若干強めに下降したとしても高値を試す可能性があります。
実際に戻しからも下降し切れずに高値を切り上げる上昇が発生しました。
この時点でやはり高値を試しに行くんじゃないかということが考えられます。
下降の戻しから下降出来なかったことと高値を試しに行くんじゃないかという2つの思考。
であればこの時点で考えることは高値付近でどうなるかを見るということになりますね。
ということは?
- 上昇エリオット波動5波から若干強めの下降発生
- 戻しの勢いを見たい
- 戻しが弱い
- 戻しからしっかりと下げるのを見る
- 下降し切れない
- 直前の高値を切り上げる上昇発生
- 5波から下降起点高値でどうなるかを見たい
以上のことを踏まえるとどうなるか。
今の状況として一番やるべきことは高値での値動きを確認すること。
なのでそれまでの値動きについては特に何もしなくていい。
という思考になるんじゃないか。
なので先生はそう仰られたのではないかと思います。
違うかもしれませんが…。
もちろん下降し切れずに高値を切り上げた時点で高値を試す値動きがあるかもしれないということで直前上昇に対して戻しが良い形になるのであればちょっと買ってトレードするということもあり。
ということもありなだけで絶対におススメ出来るトレードではない。
トレードするには微妙な局面ということですね。
億トレーダーのFXエントリーポイント
ではこの相場での億トレーダーのエントリーポイントはどこなのか。
これは前の話から2つ想定出来ますね。
戻り売り
1つ目が戻り売り。
エリオット波動5波からの若干強めの下降後の戻しからの売り。
5分足で詳しく見ると、5分足で上下にしかも波を作ってジワジワと上昇して来ました。
そして高値付近で横這い。
高値付近の横這いになった左側ではまだよくわからない所ですが、右側でグッと下げる下降が出ました。
その後の戻しでも上昇出来そうにありません。
下向きのトレンドラインも2本引けそうです。
なので出来るだけ右側で売りのエントリー。
上昇継続買い
2つ目が上昇決定からの下位。
5分足。
想定していた高値付近まで試す値動きが発生しました。
高値付近で横這いにへばりつくような値動き。
このへばりつき時点ではまだ買ってはダメ。
理由は上昇した先っぽであり、横這いで訳の分からない値動きだから。
トレードの基本は押し戻しから。
なので様子見です。
そうすると高値でへばりついた後にグッと下降しましたが、V字で全部戻されてしかも下降起点の高値を若干切り上げました。
これが上昇決定の合図。
「下降できませんよー上昇しますよー」と明確に教えてくれている。
であればどうしますか?
もちろん上昇した押し目から買う。
FX億トレーダーになるために思考をシンプルに書き出そう
今回のお話を記事にする前。
先生の解説を受けて頭の中だけでポツポツと点を考えていました。
それでは思考が纏まらずに点が別々にあって繋がっていませんでした。
記事にしてみようとしたときに私が行ったのが、メモ書き。
点を全部箇条書きで書き出しました。
- 5波終了?
- 下降有り
- 戻しから下げるかどうか
- 下げないなら上昇が強い所なので高値でどうなるかを見る
=下げずに若干上昇したからと言って買い目線に切り替える?微妙?
=じゃあやる必要ないんじゃない?
こんな感じです。
これで点が線になったように繋がった気がしました。
アウトプットの重要性ですね。
まあこれが億トレーダーの思考としてあっているかどうかは分かりませんが、ここまでの思考をした上でトレードした方がそこでの勝ち負けは別としてトレーダーとしての思考はより深まるんじゃないかと思います。
さあ今日もFXの学習頑張りましょうね!