プロFXトレーダーになりたいのであれば、練習中に口座破綻や大損失といった大失敗をたくさんしましょう。
私は今でこそFXで勝てるようになってきましたが、それこそ学び始めの頃は失敗ばかりで上手くいくことの方が圧倒的に少なかったです。
ただ、その時にやらかした失敗の数々は、FXトレーダーとしての血となり肉となっています。
今回はFXの練習中に大失敗をしたほうがいい理由と、FXを学び始めた頃にやらかした大失敗、そしてその大失敗から学んだことを紹介します。
FXデモトレードで口座破綻や大損失といった大失敗を経験したほうがいい
FXは、絶対にまずはデモトレードからするべきです。
お金を儲けたいという欲に駆られ、いきなりリアルトレードから始めても大半の人が負けて大切なお金を無くします。
一時的にFXで勝てたとしてもFXで勝てる技術が身についていなければ、いつか大負けする時が訪れます。
プロFXトレーダーは口座破綻や大損失といった失敗は死活問題です。
いきなりお金を儲けたいと思うのではなく、まずはデモトレードでFXで安定して勝てる技術を身に着けることが先決です。
その過程で様々な失敗を経験して、そして改善していくことでFXトレーダーとして成長できます。
5年も10年もデモトレードをする必要はありませんが、もう大丈夫、と自分の中で自信が付き納得できるまでは続けたほうがいいです。
一つの目安として、私が所属しているFX勉強会には「資金2倍トレーニング」という課題があります。
まずはデモトレードで「資金2倍≒1000pips獲得」を目指す課題です。
そしてそれをクリアできれば、次にリアルトレードに移行して「資金2倍」を目指します。
リアルトレードに移行する自信がなければ、しばらくデモトレードで「資金2倍トレーニング」を繰り返してみてもいいです。
私はまだまだFXを学習中の身ですが、FXの才能がなく不器用なので周囲より時間がかかりましたがFXで勝てるようになってきました。
昨年はデモトレード、リアルトレードの両方で「資金2倍トレーニング」をクリアすることができました。
もちろん、それらを達成する過程は順風満帆ではなく、口座破綻や大損失といった大失敗をいくつも経験しています。
また、私はFXの学び方が下手くそなので、性懲りもなく同じ失敗を何度も繰り返したりもしました。
「FXで資金2倍トレーニング」をクリアした今でも「まーだこんな失敗やるのかよ・・・」と思うような失敗も時々してしまいます。
それでもFXで月間プラスで終えることはできるようになっています。
それは、これまでの数々の大失敗から学ぶことが多くあったからです。
自分はFXで特別だとは思わないほうがいい
自分はFXの才能がない凡人だ、と自覚することは大事です。
それはFXである程度勝てるようになってきても忘れてはいけない大切な心構えです。
そうじゃないと、ちょっとFXで上手くいかなかったときにめげてFXを学ぶことを諦めてしまうかもしれません。
FXは諦めずに正しい学習を続けることで勝てるようになります。
FXで勝てるようになる、といっても、までの過程にも、色々なパターンがあります。
- 独学でFXで勝てるようになる人
- 勝てるFX手法を教わって、あっという間にFXで勝ち続けることができるようになる人
- 勝てるFX手法を教わったが、FXで勝てるようになるまで時間がかかる人
1.の人は日本全体で見ても数えるほどしかいないのではないでしょうか。
まずこれは自分には当てはまっていないと思ってください。
2.の人は私が所属しているFX勉強会内でもチラホラといます。
FX勉強会の内容が素晴らしいので、その人の学び方が上手だったり努力次第ではここに当てはまる可能性があります。
が、やはりその割合はかなり少ないです。
個人差はありますが、3.の人の割合が圧倒的に多いです。
コンスタントに毎月安定してFXの結果を残すことは簡単ではないということを実感しています。
一時的に勝ててもある時を境に急に上手くいかなくなって、FXの学習を続けられなくなる人もいます。
頑張ってFXの学習を続けても、自分が思うような結果が中々出ない人もいます。
そういった立ちふさがる壁を越えていける人だけが勝てるFXトレーダーになれます。
私はもちろん3.に属しています。
その中でも最下層の人間です。
ただ、これまでの人生から自分自身が才能のある特別な人間ではないことは痛いほどわかっていたので、FXでもとんとん拍子に上手くいくとは初めから思っていませんでした。
早くても3年、長ければそれ以上かかるかもしれないという覚悟で最初から取り組みました。
実際にFXを学んでみると、案の定思うように上手くいかないわけです(笑)
「馬鹿は死ななきゃ治らない」ではないですが、私は学び方が下手くそなので大失敗をしてようやく気が付ける人間です。
スーパーマ○オで、最初のクリボーを踏み損ねて死ぬどんくさい人いますよね?
まさにそんな感じの人間です。
才能がある人はあっという間にクリアしますが、才能がない人は最初のクリボーを踏み損ねて死ぬんです。
けれど、その失敗を繰り返すうちにジャンプするタイミングを掴んで失敗をしなくなる。
FXも同じで、失敗から学ぶことがたくさんあります。
私のようにどんくさい人間でも、手痛い失敗を何度も繰り返すとさすがに気を付けるようになります。
そのような経験を繰り返すことで、プロFXトレーダーに一歩一歩近づくことができます。
過去の失敗FXトレードから学んだことの一例を紹介
FXを学び始めた頃にやらかした失敗トレードです。
売りで−50pipsの損失を出してしまいました。
「やっちまった・・・」と思いFX勉強会のトレード報告を覗くと、ここでの勝ちトレードがバンバン報告されているではありませんか。
中には「自信のあるポイントなので、枚数多めでエントリーしました」という報告も。
どうやら自分だけが全く逆のことを考えていて、損失を出してしまったようです。
その時、FXの先生に、
「値動き的にも、ここでは買いをする局面です」
とご指導をいただきました。
ではどのようにこの相場を分析するのが正しかったのかを振り返ってみます。
4時間足
直近はやや上昇の力が削がれてきているようにも見えますが、全体的には上昇トレンドです。
直前で200MAを下抜けきれずに上昇してきています。
FR38.2も効いているように見えます。
エリオット波動的には、現在は上昇5波かもしれません。
全体的には上昇の力が強いとはいえ、美味しい局面は過ぎ去っているので大きな利益は望めないかもしれません。
が、相場の流れ的にはまだ買いを狙う局面です。
1時間足
トレンドではないですが、全体的には買いの力が強いように見えます。
直近の値動きを見ると、強い上昇で直近高値を更新してきました。
重要なのはこの後の値動きです。
もしここから下降していくのであれば、上昇を全否定するような強い下降が発生するはずです。
しかし、この時の値動きはいくつもの波をつけて下がってきています。
さらによくよく見ると、小さなエリオット波動が数えられ5波まで終了しています。
これらの値動きから、この局面では高い確率でもう一度上昇が発生するかもしれない、ということが予測できます。
5分足
エントリータイミングを掴むのが難しければ、長い陽線が1本出たところで買うのでもいいです。
ただ売りは絶対にやってはいけない局面でした。
当時の私は上位時間足の値動きの意味を考えることなく、5分足ばかりを見ていたためにこのような失敗をしてしまいました。
しかし、この時の失敗のお陰で、今ではこのような値動きは私のFXにおける鉄板パターンの一つになっています。
FX練習中の失敗は、それについて対策を考えることで必ず将来に生きてきます。
まずはデモトレードでたくさん失敗して乗り越えることで、将来安定して勝てるプロFXトレーダーになれます。