5分足ばかりを見てFXで負けます。
時間足を沢山見るとFXが分からなくなります。
1つの時間足だけで勝てる方法が知りたい。
出来るだけ考えたくない。
でもFXで本当に勝ちたいのあれば複数時間足を使った環境認識が必須。
じゃあどう時間足を見れば良いのか。
今回はそういったお話し。
キーワードは「怖さを知ればいい」。
FX時間足の見方
FXには週足、日足、4時間足、1時間足、30分足、15分足、5分足、1分足などの時間足がありますね。
時間足とは何なのか。
どれとどれを見れば良いのか。
どういう見方をすればいいのか。
をまずは理由を含めて説明します。
時間足とは何なのか
時間足は大きなものの中に小さなものが内包されているようなイメージ。
週足の大きな波の中に日足が小さな波を形成する。
さらに日足の波に4時間足が小さな波を形成する。
これの繰り返し。
地図みたいなものですかね。
日本の中に東京都があって東京都の中に港区があって港区の中に○○町があって。
日本から○○町をいきなり目指そうとしても辿り着けない。
日本からまず東京都に行ってと順を追って行かないと行き方もどこを目指せばいいのかも分からない。
時間足のチョイス
時間足はどれとどれを使えばいいのか。
というのはトレーダーによって違うと思います。
週足から順を追って1分足まで見て行くトレーダーもいれば、3つくらいを選んで見るトレーダーもいる。
どれが正解かは分かりませんが、一つ大切だと思う事は時間足には相性があるということ。
これはさっきお話しした地図と同じですね。
ただ全部でトレードとしての整合性を取ってエントリーするのは結構な労力。
というか凡人にはそこまで色々なものを見て行く能力というのはそもそも備わっていない可能性が高い。
もちろん何年も学習をして熟練してくれば出来るようになるかもしれない。
凡人であれば時間足の相性を考えて2つをチョイスしてプラスでもう一つチョイスする。
デイトレードであれば1時間足に対して5分足の相性に加えて4時間足をチョイス。
これらを大きな時間足から順に環境認識していく。
これだけでも十分に勝てると思います。
学習は必須ですけどね。
時間足はどういう見方をすればいいのか
デイトレードで4時間足、1時間足、5分足を使ってエントリーする場合。
基本的にすべての時間足でやることは同じです。
まずは現在の方向性。
上昇しているのか下降しているのか。
トレードの王道はトレンドフォローなので方向性に従ってエントリーしていく。
方向性に対していつも逆ばかりをやっていたら損失損失たまに利益という悲惨な状況になります。
もちろん4時間足で方向が上昇なのであれば大まかには上に行きたいということなので1時間足でどうなのかを見る。
1時間足でも上昇なのであれば5分足の押し目で止まったのを確認して買って行く。
1時間足では下降なのであれば1時間足レベルで下降が止まったのを確認して、5分足でタイミングを取って買って行く。
1時間足でも下降が全然止まらないのであれば4時間足レベルの押し目までをちょっと売っていく。
FX時間足の見方に沿って相場解説
2020年7月29日ポンド円。
4時間足の方向性や流れから下位足に落とし込んで考えて行きましょう。
環境認識
とりあえずまずはこれ。
告白するならお友達から。
FXやるなら環境認識から。
4時間足
この時の相場の方向性はどっちなんでしょうか。
チャート全体を見ると全体的には黄色の波で高安値を切り上げる上昇っぽい。
ただ真ん中付近で高値からかなり目立つ下降がある。
これだけを見ると下降の戻しから下降していくような赤い波のイメージも出来てしまう。
直近では青い波のように高安値切り上げの上昇っぽい。
じゃあどう考えるか。
全体的には上昇で下降のイメージも出来るでも現在は上昇している。
下降のイメージになるのであれば直近の上昇が止まらなければいけない。
でもまだそれは発生していない。
ということはとりあえず方向性は買いで考えるのがいいんじゃないか。
真ん中の目立つ下降に困ったの時の例のやつを使ってみます。
そうすると下降からの上昇はFR61.8%まで登って来ています。
下降の戻り目だとすると良い位置。
ここから下げるような値動きになるのであれば売りが狙えるのか。
まだそうはなっていませんが。
ここから下げるような値動きではないならば買っていけるか。
方向性は現状では買いで考えたいので下げるような値動きでは無い事を1時間足でも確認して行きましょう。
1時間足
1時間足を全体的に見ると高安値切り上げの上昇っぽい。
全体的な方向性は買いたい。
直近を見るとなんか高安値を切り下げて下降しているので短期的には下降っぽい。
全体的には買いたいんだけれども下降しているうちは買えない。
じゃあ1時間足レベルで買いたいんだとすれば何を確認すればいいのか。
もちろん下降出来ないのを確認したいんですよね。
直近をクローズアップして見て行きます。
高値からの下降の谷にフィボナッチエクスパンションを使うと、下降FE161.8%で何か下降が止まって反発。
上向きの200MAも有りますしね。
再度安値を試すも下降し切れずに反発して高値を若干切り上げ。
ここで下降が止まった!と判断するにはちょっと早い気がしますね。
そして再度安値を試すも下げきれずに反発して高値を明確に切り上げました。
この時点で下降が止まったんじゃないかと判断出来そうですね。
だとすればあとはもう買いたい。
とても買いたい。
あとは5分足で下げないのを確認すればいいですね。
5分足
時間足の見方に沿って分析した結果で5分足で見るのは下げないのを確認するだけ。
もし下降して行くような値動きになってしまうのであれば、また時間足の見方に沿って再度分析するしかないし、とりあえずは何もしないで様子を見るのが得策。
下げないのを確認したい高値からの下降は…。
何かよく分からない。
ダラダラと下降している。
フィボナッチエクスパンションも起点の谷が小さすぎて使えそうにない。
戻しのエリオット波動もカウントしずらい。
トレンドラインはかろうじて引けそうではありますが、だからと言って下降が止まったのかは分からない。
困った時のフィボナッチリトレースメントを使ってみると、下げて来た所はFR61.8%付近。
だからと言って買うわけにはいかない。
そのままFR61.8%を抜けて下降していく可能性は十分にありますからね。
あくまで下降が止まってからの買い。
で安値から出たのが強いバーンとした陽線。
直前の高値を切り上げている。
この時点でおっ!ってなりますね。
それだけではまだ確認が不十分なので、やっぱり下げないのを確認した。
で一度強めに下げるもやっぱり下げない。
しかもその後でまた強いバイーンの陽線が出現。
じゃあそこから買ってみよう。
となりそうですね。
利確はお好みでどうぞ。
「長い物には巻かれよ」はFX時間足の見方でも同じ
FXは売りや買いでエントリーをして利益を上げるゲーム。
売りも買いもトレーダーによって好きにチョイス出来ます。
どんな相場でも売り買いどっちも。
これをやって勝ち続けられるのは一部の天才のみ。
多くの人はどんな相場でも売り買いをすれば損失になる。
だから時間足の見方が大切で相場の方向性を把握してトレードする必要がある。
人間社会で良く言われる長い物には巻かれよと同じで相場も上位足の方向性に付いて行く。
方向性に付いて行けずに逆の事をやって大量の損失を被る。
多くの初心者や素人、中級者トレーダーがやってしまうこと。
逆の事をやる怖さは十分に分かりますよね。
だからこそやらなくなる。
そうすると自然な方向性のみでトレードする。
もちろん自然な方向性のみでトレードをしてトレンド転換なんかで損失になることもあるかもしれません。
ただそれまでその方向性でトレードして勝てていたのであればそれでいい。
そっちの方が確立が高いんですから。
あとは地図を正確に見て目的地まで辿り着くまでのナビゲーション精度を高められるように毎日学習すればいいだけです。
怖さを知って正しい事をやり続けて精度を上げる。
これがFXで勝つための自然な流れだと思います。
長い物にはしっかりと巻かれましょう。
さあ今日もFXの学習頑張りましょうね!