FXで本当に決めるべきルールは“ソコ”じゃない
まずはFXのルールを決めなさい(明確にしなさい)。
いわゆる、FX界隈で蔓延している都市伝説ですね。
FXで決めなくてはいけないルールは分かりますか?
- 利確は○○pipsで、損切りは○○pipsに設定する!
- 最も重要!損切りポイント!
- ○○になったらエントリー!
- 指標発表がうんたらかんたら!
- ○○時間はうんたらかんたら!
- 資金管理は○○%!
間違っても、上記のようなどうでもいい内容を決めることではありません。
FXのルールを決める前に満たしておかなくてはいけない『前提条件』
FX手法などの、トレードに関するルールはプロから教えてもらう
FX手法や、それに関するルールはプロのFXトレーダーから教えてもらいます。
決して独学したりFX手法を自作したりしてはいけません。
何かを学ぶにあたって最も手っ取り早く上達する方法は、その道のプロに教わることです。
こんなことは常識ですよね。
しかし、FX界隈ではこの常識が通用しないんです。
なぜかFXに関しては、独学でどうにかしてやろう、もしくはどうにかなると思う人が後を絶ちません。
そして、その大半の人が相場で大損をぶっこいて退場していく。
ネット環境さえ整っていれば、お手軽に始められるからでしょうか。
世の中の大半が「FXの才能がない凡人」だと理解する
本当に決めるべきルールを作成する前提条件は、
FXのプロに弟子入りし、FX手法・ルールを教わる。
それをアレンジを加えずに、教わった通りにできるようになる。
そして半年、1年とサボらずにFXの学習を続ける。
FXのルールを決めるのはここからです。
FXは独学では勝てるようにならないと考えたほうがいいです。
もしかすると、10000人に1人くらい独学でめちゃくちゃFXで勝てるようになる人がいるのかもしれませんが、ほぼ大半がFXの才能がない普通の人です(もしかすると私のように『凡人以下』の人もいるかもしれませんが)。
FXを始める際は、自分もFXの才能がない普通の人だと思って取り組みます。
調子こくと死にますから。マジで。
逆に、FXの才能がなくても正しい勝てるFX手法・トレードルールをプロトレーダーから教えてもらい指導していただくことで、FXは勝てるようになります。
正しいFX手法・トレードルールに則って学習を続けることでようやく見えてくる『本当の課題』
正しいFX手法・ルールに則って学習を半年、1年と続けていると、何十というFXトレード数になります。
その自分の過去のFXトレードを振り返ると、癖や傾向が分かってきます。
一通り振り返っただけでは分からないかもしれませんが、何度も繰り返して振り返ると「あっ、またこのパターンで負けてんじゃん」「このパターンで勝てていることが多いな」みたいな感じで。
間違っても、他の手法に浮気したりアレンジしたりしていてはいけません。
一心不乱に教えられた通りに学び続けた場合にのみ分かってきます。
それは自分自身の性格に起因するものなのか、それとも別の原因があるのか。
学んでいるFX手法のルール通りに勝てたFXトレードは、正直どうでもいいと考えます。
それよりも重要なのは、失敗したFXトレードですね。
FXで安定して勝てるようになるためには、
その原因は多岐にわたるので、自分自身で見つけるしかありません。
「FXと日常生活」失敗(負け)トレードからルールを決める
上述した通り、FXで安定して勝てるようになるためには「なぜ負けたのか?」ということを明確にする必要があります。
負けた原因というのは、色々あると思います。
【例①】
いつも先っぽでエントリーして損失になっているような気がする。
でも、先っぽでエントリーしても勝てているときもある。
実際の先っぽでエントリーした場合の勝率は?
勝てた時(負けた時)はどのような相場?
この場合は、目先の値動きに惑わされていることが多いかと思います。
【例②】
もしかすると、「過去のFXトレードだけ」を見ても、失敗した原因が分からないかもしれません。
なぜこんな無茶なポイントでエントリーしたのだろう?
そういえば、このFXトレードの前に絶好のチャンスを逃してしまったのだった…。
あの時は、クソ上司に説教されて帰宅が遅くなったんだったなぁ。
それでムキになって無理やりエントリーしたら、大失敗につながってしまった。
ForexTester等の練習ソフトだけでは、安定して勝てるようにならない理由がコレですね。
特に兼業FXトレーダーは、FXだけに集中して取り組むことが難しいです。
上記は極端な例ですが、仕事が忙しかったり不規則だったら尚更でしょうし、家庭があると思うように取り組めないかもしれません。
これらはForexTesterでは絶対に学ぶことができません。
FXで安定して勝てるようになるためには、こういったFX以外の日常生活との兼ね合いを上手に取ることが必要になります。
【FXのルール具体例紹介】同じことをしていれば、いずれ同じ失敗を繰り返す
FXのマイルールというのは、上記のような失敗を繰り返さないようにするために決めるものです。
人はそう簡単には変わることができません。
私みたいに気持ちが弱い人間に「明日から強くなりなさい」と言っても変わるものではありません。
メンタル(笑)という不確かなものに頼るのではなく、FXにおけるマイルールを作って対処をします。
【例①】FXマイルール具体例①
先ほどの例①であれば、このようなルールを決めることができそうです。
私が学んでいるFX手法は、主に4時間足と1時間足で環境認識をして、5分足でエントリーから決済までを行うという手法です。
目先の値動きに惑わされてしまうのであれば、各時間足での根拠一つ一つを点数化して、一定のポイントになればエントリーするというルールが作れます。
4時間足は、一つの根拠につき1ポイント。
1時間足は、一つの根拠につき0.5ポイント。
5分足は、一つの根拠につき0.1ポイント。
合計で2.5ポイント以上になった場合のみエントリーする。
これは勝てているFXトレーダーが実際にやっているマイルールです。
「5分足の目先の値動きに惑わされてエントリーしてしまう」というのが課題なのであれば、上位時間足の根拠が揃わなければエントリーできないマイルールを作ってしまいます。
この例であれば、合計ポイントが2.5ポイント以上になれなければエントリーできません。
ということは、5分足だけエントリーしようとすると、25個以上の根拠がなければエントリーできないということになります。
5分足だけで25個集めるのはほぼ無理ですので、5分足だけガン見していてはエントリーできません。
4時間足、1時間足、5分足全ての時間足でバランスよく根拠が揃わなければエントリーできないというルールです。
【例②】FXマイルール具体例②
続いて、例②であればチャート分析の仕方云々ではなく、自分自身の性格や癖と照らし合わせて考える必要があります。
イライラしたり気分が落ち込んだりした時というのは、未熟であればあるほど調子を崩しやすいです(余計なことをしやすい)。
冷静にチャートを分析することができず、感情に任せたFXトレードになってしまいがちです。
そこでメンタル(笑)を鍛えますか?
そんなことをしなくても、気分が悪ければやらなければいいルールを作る方が簡単だと考えます。
リアルタイムでのチャート分析が全てではなく、過去のチャートからも学べることは山ほどあります(ていうかしなくてはいけない)。
過去のチャートであれば手痛い思いをすることは絶対にありません。
では、気分が悪い時に無理にチャートに張り付かなくてもいいルールはどのようなものがあるでしょうか。
例えば、チェックシートを作ってみてもいいかもしれません。
- 仕事で嫌なことがあった。
- 彼女(彼氏)と喧嘩した。
- 風邪気味である。
- 寝不足である。
- やらなくてはいけないことが重なっている。
等々。
一つでも当てはまるようであれば、リアルタイムでのチャート分析はしないというルールを作ってもいいかもしれません。
もしくは、主観的にはなりますが1~10段階で現在の体調(ストレス)はどれくらいなのかを測ってみて、3以上であればリアルタイムでのチャートは見ない、というルールを決めてもいいと思います。